コンテックの「ボックスコンピュータ BX-T210」は、産業機器のコントローラ装置や操作端末などの用途に向いた、組み込み用途のパソコンである。使用温度環境や耐振動性などにおいて、過酷な環境でも動作するスペックを備えている。OSは、組み込み用途のWindows 10 IoT Enterprise 2019を搭載する(OSなしモデルも用意している)。

「ボックスコンピュータ BX-T210」の外観
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 最大の特徴は、OSをシャットダウンしなくても安全に電源をオフにできることである。このためのハードウエア機構「電断プロテクト」を搭載している。外部電源の供給が絶たれて電圧が低下した場合、きょう体に内蔵しているキャパシタから電源を供給し、この間にSSDを「電源を切っても構わない状態」に持っていくとしている。

 電断プロテクトの機能と、Windows 10 IoTが備える書き込みフィルター機能(Unified Write Filter)を併用することによって、OSをシャットダウンすることなく安全に電源をオフにできる。なお、書き込みフィルター機能とは、SSDへの書き込みをライト(書き込み)キャッシュで受け、実際にはSSDへの書き込みを行わない機能である。OSの再起動によって、OSへの変更をキャンセルできる。

 サイズはA5用紙ほどで、厚みは約30ミリメートルである。セ氏マイナス20度~プラス70度の範囲で使用できる。耐振動性は5Gで、耐衝撃性は100Gである。ストレージはSSDで、きょう体はファンレスである。

 CPUは、クアッドコアのIntel Atom x5-E3940を1基搭載する。メモリーは8Gバイト、SSDは32Gバイト(iSLC)または64Gバイト(MLC)で、M.2スロットに接続している。交換が容易なCFastカードスロットも備えており、ログなどの記録領域として利用できる。無線通信機能(IEEE 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2)を備えるモデルと備えないモデルを用意している。

ボックスコンピュータ BX-T210の概要
用途と機能産業機器のコントローラ装置や操作端末などの用途に向いた、組み込み用途のパソコン。使用温度環境や耐振動性などにおいて、過酷な環境でも動作するスペックを備える
特徴■OSをシャットダウンしなくても安全に電源をオフにできる
・ハードウエア機構「電断プロテクト」を搭載する。外部電源の供給が絶たれて電圧が低下した場合、きょう体に内蔵しているキャパシタから電源を供給し、この間にSSDを「電源を切っても構わない状態」に持っていく
・ソフトウエア面では、Windows 10 IoTが備える書き込みフィルター機能(Unified Write Filter)を併用することによって、OSが起動してからのSSDへの書き込みをキャンセルする。書き込みフィルター機能とは、SSDへの書き込みをライト(書き込み)キャッシュで受け、実際にはSSDへの書き込みを行わない機能である
きょう体のサイズA5用紙ほどで、厚みは約30ミリメートル。ファンレス
使用温度環境セ氏マイナス20度~プラス70度の範囲で使用できる
耐振動性5G
耐衝撃性100G
CPUクアッドコアIntel Atom x5-E3940×1基
メモリー8Gバイト
ストレージ・SSDは、32Gバイト(iSLC)または64Gバイト(MLC)で、M.2スロットに接続
・交換が容易なCFastカードスロットも備えており、ログなどの記録領域として利用できる
無線通信機能無線通信機能(IEEE 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2)を備えるモデルと備えないモデルを用意している
搭載OS組み込み用途のWindows 10 IoT Enterprise 2019。OSなしモデルも用意している
価格オープン
発表日2021年2月2日
提供開始日2021年2月2日