日立製作所の「Cosminexus V11」は、Javaアプリケーションサーバーを中核としたミドルウエア製品群である。Javaアプリケーションサーバー、ESB(Enterprise Service Bus)、ワークフロー基盤などで構成する。

「Cosminexus V11」の適用イメージ。クラウドのオートスケーリング機能やREST APIによるシステム間連携などを容易に利用できる
(出所:日立製作所)
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 Javaアプリケーションサーバーの製品名は「uCosminexus Application Server」、サービス統合のためのESBソフトウエアは「uCosminexus Service Platform」、BPMN 2.0で業務プロセスを表記して実行できるワークフロー基盤は「uCosminexus Service Platform - WorkCoordinator」である。

 クラウドへの移行を支援する技術支援サービス「Application Serverテクニカルサービス」も提供する。Java SEをバージョンアップするリスクを診断したり、Java SEのバージョンアップに伴う移行作業を支援したりする。

 JavaアプリケーションサーバーであるuCosminexus Application Serverの特徴の1つは、性能低下を引き起こすフルGC(ガベージコレクション)を起こさない工夫を施した独自のJava VMを搭載すること。オブジェクトを格納するヒープ領域のうち、あまり使わないオブジェクトを退避させるOld領域にSessionオブジェクトを格納しないことでフルGCを回避している。

 uCosminexus Application Serverでは、Amazon Web Servicesの仮想サーバー「Amazon EC2」で利用できるオートスケーリング機能の活用ノウハウをまとめた「構築ガイド」を提供する。Amazon Web Services(AWS)上で容易にオートスケーリングを活用したサーバー設計ができるようになる。

 オートスケーリングは、稼働状況に応じてサーバーリソースを動的に増減する機能のこと。容量設計が不要になるメリットがあるが、動的に仮想サーバーを生成/削除する特性から、信頼性を考慮した設計や設定が複雑になる。

 ESBソフトウエアのuCosminexus Service Platformでは、オンプレミスの既存システムを一般的なREST APIで呼び出す処理を簡単に開発できるようにした。オンプレミスの既存システムとクラウドサービスの連携を容易にする。

Cosminexus V11の概要
用途と機能Javaアプリケーションサーバーを中核としたミドルウエア製品群。Javaアプリケーションサーバー、ESB(Enterprise Service Bus)、ワークフロー基盤などで構成する。
特徴Javaアプリケーションサーバーにおいて、性能低下を引き起こすフルGC(ガベージコレクション)を起こさない工夫を施した独自のJava VMを搭載
サーバー構築ノウハウの提供Amazon EC2のオートスケーリング機能の活用ノウハウをまとめた「構築ガイド」を提供する。AWS上で容易にオートスケーリングを活用したサーバー設計ができるようになる
製品uCosminexus Application ServeruCosminexus Service PlatformuCosminexus Service Platform - WorkCoordinatorApplication Serverテクニカルサービス
概要JavaアプリケーションサーバーESBソフトウエアBPMN 2.0準拠のワークフロー基盤Java SEバージョンアップなどの技術支援サービス
価格(税別)120万円から420万円から2020年7月に公開個別見積もり
発表日2020年3月18日
提供開始日Windows版が2020年3月31日
Linux版が2020年6月末
AIX版が2020年8月末
2020年7月31日2020年3月31日