キヤノンITソリューションズの「EDI-Master B2B for ebMSv3-Client」は、ebMSv3(ebXML Message Service 3.0)手順のクライアント機能を提供するソフトである。EDI(電子データ交換)の手順の1つであり、主に電子部品業界で使う。一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は、2024年に終了するINSネットからの移行先として、ebMSv3手順を推奨している。

「EDI-Master B2B for ebMSv3-Client」の概要
(出所:キヤノンITソリューションズ)
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 ebMSv3の特徴は、クライアントがサーバーに能動的にデータを取りにいくプル型の通信ができること。前バージョンの「ebMSv2」(ebXML-MS 2.0)では、サーバー間のプッシュ型の通信だった。プル型の通信が可能になることで、中小のサプライヤーが常時サーバーを立てておく必要がなくなる。必要に応じて取引先のサーバーにアクセスすれば発注データを入手できる。同様のプル型プロトコルの例にJX手順がある。

 外部アプリケーションと連携するためのAPIも搭載し、既存システムから簡単に呼び出せる。各種の条件をAPIの引数として指定して実行できる。エラーコードも返すため、正常に完了したかどうかなどを判定できる。エラーコードに応じて処理を分岐させるといった運用も可能だ。

 通信ログを記録して保存できる。保存したログに対しては、接続先や日時などの抽出条件を指定して内容を確認できる。これにより、障害の解析作業や復旧作業を素早く行えるとしている。

DI-Master B2B for ebMSv3-Clientの概要
用途と機能ebMSv3(ebXML Message Service 3.0)手順のクライアント機能を提供するソフト。電子部品業界などが使う。JEITAは、2024年に終了するINSネットからの移行先として、ebMSv3手順を推奨している
ebMSv3の概要クライアントがサーバーに能動的にデータを取りにいくプル型の通信ができる。中小のサプライヤーは常時サーバーを立てておくことなく、必要に応じて取引先のサーバーにアクセスして発注データを入手できる
連携API外部アプリケーションと連携するためのAPIを搭載し、既存システムから簡単に呼び出せる。各種の条件をAPIの引数として指定して実行できる。エラーコードも返す
通信ログ通信ログを記録して保存できる。保存したログに対しては、接続先や日時などの抽出条件を指定して内容を確認できる
稼働OSWindows 10(32ビット/64ビット)またはWindows Server 2012/2012 R2/2016/2019(64ビット)
価格(税別)18万円。保守料は年額2万7000円
発表日2020年3月25日
提供開始日2020年4月7日