イスラエルHysolateの「Hysolate Workspace」は、クライアントPCの上で動作する仮想マシンソフトである。1台の物理PC上で2つのPC環境を利用できるようにする。インターネット接続用の端末と社内LAN接続用の端末を分離して、セキュリティを確保することを目的としている。国内ではアズジェントが販売している。
インターネット接続用のWindows 10端末と、業務用のWindows 10端末を、1台の物理PCに同居させる。インターネット接続用の端末がマルウエア感染などのセキュリティ侵害を受けても、業務用の端末に影響が及ばずに済む。
2つのPC環境は同格ではなく、ホストOSの上で仮想マシンを動作させる仕組みで動作する。ホストOSを使いながら、仮想マシン(ワークスペースOS)を追加できる。会社が支給した業務用PCにインターネット接続端末を追加したり、個人所有PCに業務用端末を追加したりできる。
仮想マシンイメージは、クラウド上で管理できる。必要な業務アプリケーションをインストールして設定済みとしたOSイメージをあらかじめ作成しておき、これを多数のクライアントPCに展開して配備できる。
エンドユーザーは、業務用PCの画面と、インターネット接続用PCの画面を、ショートカットキーで切り替えて使う。端末間でテキストやファイルのコピーを許可するかどうかを制御できる。これらのポリシーは、クラウド上の管理コンソールで設定できる。
Hysolate Workspaceの概要
用途と機能 | クライアントPCの上で動作する仮想マシンソフト。1台の物理PC上で2つのPC環境を利用できる |
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目的 | インターネット接続用の端末と社内LAN接続用の端末を分離して、セキュリティを確保する。インターネット接続用の端末がマルウエア感染などのセキュリティ侵害を受けても、業務用の端末に影響が及ばないようにする |
仮想マシンの実現方法 | 2つのPC環境は同格ではなく、ホストOSの上で仮想マシンを動作させる仕組みで動作する。ホストOSを使いながら、仮想マシン(ワークスペースOS)を追加できる。会社が支給した業務用PCにインターネット接続端末を追加したり、個人所有PCに業務用端末を追加したりできる |
仮想マシンイメージの管理 | クラウド上で管理できる。必要な業務アプリケーションをインストールして設定済みとしたOSイメージをあらかじめ作成しておき、これを多数のクライアントPCに展開して配備できる |
2つの端末環境の切り替え | エンドユーザーは、業務用PCの画面と、インターネット接続用PCの画面を、ショートカットキーで切り替えて使う。端末間でテキストやファイルのコピーを許可するかどうかを制御できる。これらのポリシーは、クラウド上の管理コンソールで設定できる |
価格(税別) | オープン。5000ユーザーの場合に1ユーザーあたり年額で約1万2000円から |
発表日 | 2021年4月6日 |
提供開始日 | 2021年4月6日 |
備考 | 発表日/提供開始日と価格は、販売代理店であるアズジェントのもの |