NTTコミュニケーションズの「COTOHA Summarize」は、要約文を自動生成するクラウドサービスである。Web APIとして提供する。APIをアプリケーションに組み込むと、長い文章を要約する機能をアプリケーション内へ簡単に実装できる。
文字数を指定してAPIにリクエストを送ると、指定した文字数に近い長さの要約文を作成する。対応言語は日本語と英語。
要約方法は次の通り。まず、元の文章から重要な文章を抽出する。次に抽出した結果を基に、自然な要約文を自動で生成する。
要約精度について、人間が作成した要約とシステムが作成した要約との一致度を測る指標「Rouge」のスコアが高い、とアピールしている。
APIを組み込んだツールも順次提供する。第1弾として、閲覧しているWebサイトの内容を要約するツール、ビジネス文書を要約するツールを提供する。前者はWebブラウザーの拡張プラグインとして提供する。後者はWebアプリケーションで、入力したテキストを要約する。Office文書ファイルを要約する機能も追加予定だ。
今後は、音声データから要約文を作成するツールを提供する。音声認識APIと組み合わせることによって、講演や演説などを文書として要約する仕組みだ。
COTOHA Summarizeの概要
用途と機能 | 要約文を自動生成するクラウドサービスである。Web APIとして提供する。APIをアプリケーションに組み込むと、長い文章を要約する機能をアプリケーション内へ簡単に実装できる |
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APIの使い方 | 文字数を指定してAPIにリクエストを送ると、指定した文字数に近い長さの要約文を作成する。対応言語は日本語と英語 |
要約方法 | まず、元の文章から重要な文章を抽出する。次に抽出した結果を基に、自然な要約文を自動で生成する |
APIを組み込んだツール | ・閲覧しているWebサイトの内容を要約するWebブラウザーの拡張プラグイン ・入力したテキスト文書やOffice文書を要約して出力するWebアプリケーション このほか、順次ツールを拡充する |
価格(税別)は | COTOHA Summarizeを含む「COTOHA API」全体で月額13万円。同料金の範囲で、原文約520万字まで要約できる |
発表日 | 2020年4月23日 |
提供開始日 | 2020年4月23日 |