ASAHI Accounting Robot 研究所の「デスクトップフロー」と「Tegaki用カスタムコネクター」は、マイクロソフトのRPA(ロボットによる業務自動化)ツール「Power Automate Desktop」および「Power Automate」から、コージェントラボのクラウド型のAI-OCR(光学文字読み取り)サービス「Tegaki」を利用するためのソフトウエア部品である。

「デスクトップフロー」と「Tegaki用カスタムコネクター」の概要
(出所:コージェントラボ)
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特徴

 AI-OCRを利用して帳票を電子化する処理を、サンプルコードや連携コネクターの形でソフトウエア部品化している。これを使うことで、使わない場合と比べて、容易にOCR処理を自動化できる。「デスクトップフロー」は、コードをPower Automate Desktopにコピー&ペーストして貼り付けるだけで使える。「Tegaki用カスタムコネクター」は、Power AutomateのRPAのフロー設計画面にコネクターとして組み込むだけで使える。

提供形態

 「デスクトップフロー」は、Windows 10が標準で備えるRPAソフト「Power Automate Desktop」からTegakiの機能を呼び出して使うためのサンプルコードである。

 「Tegaki用カスタムコネクター」は、クラウド型のRPAソフト「Power Automate」からTegakiのWeb APIを使うためのコネクター部品である。RPAのフロー設計画面に組み込んで利用できる。Power Automateが持つカスタムコネクター機能を利用して開発した。サンプルプログラムも提供する。別途有償で、RPAフローのカスタマイズも請け負う。

仕組み

 デスクトップフローとTegaki用カスタムコネクターはいずれも、AI-OCRサービスであるTegakiのWeb APIを呼び出す。OCR対象のファイルをAI-OCRサービスに送信するWeb APIと、AI-OCR処理後の結果を受け取るWeb APIを利用する。

主な機能

 

AI-OCR

 手書き帳票の画像データをAI-OCRサービスのWeb APIを呼び出して電子化し、OCR処理後のテキストデータを得る。

 デスクトップフローの無償版は、帳票1ページあたり電子化テキスト1ファイルを生成する。項目名、読み取り結果、信頼度をCSV(カンマ区切り形式)ファイルで出力する。有償版は、複数ページを1ファイルにまとめたり、表計算ソフトの指定のセルに結果を出力するなど、より実務的な利用ができる。

外部アプリケーションとの連携

 クラウド型のRPAソフトであるPower Automateは、作成したRPAフローをWeb APIのURLとして公開できる機能を持つ。これにより、外部アプリケーションからPower AutomateのRPAフローを呼び出し、ファイルを渡してAI-OCR処理を依頼できる。

 外部アプリケーションから直接AI-OCRサービスを呼び出さなくても、Power Automateを介してAI-OCR機能を利用できる。Power Automateを介することで、AI-OCRの処理をキューイングして非同期で実行するといった処理を容易に実現できる。

使い方

ソフトウエア開発用部品(コード、コネクター)をアプリケーションに組み込んで使う。

Power AutomateのRPAフロー画面。Tegaki用カスタムコネクターを使ってAI-OCRサービスを利用している
(出所:コージェントラボ)
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稼働環境

Windows 10(Power Automate Desktop)、Webブラウザー(Power Automate)

価格・料金(税別)

  • 「デスクトップフロー」の有償版は10万円
  • 「Tegaki用カスタムコネクター」は20万円

※Tegakiの利用ライセンスが別途必要

発表日

2021年6月1日

提供開始日

2021年6月1日