リモートデスクトップサービス(RDS)とは:会社のWindowsパソコンを自宅から操作

 スプラッシュトップの「Splashtop Enterprise Cloud」は、リモートデスクトップサービスである。社外のデバイスから社内のデバイスをリモート操作する使い方や、パソコンなどの操作方法が分からないユーザーを遠隔サポートする使い方ができる。

Splashtop Enterprise Cloudを使ったリモートアクセスの概要
(出所:スプラッシュトップ)
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特徴

 独自の画面情報端末プロトコルの採用によって、狭い帯域でもフレームレートが落ちにくい。1秒あたり30フレームを描画でき、操作画面が遅延しないとしている。暗号通信や2段階認証の採用でセキュリティを確保した。SSO(シングルサインオン)機能も搭載する。リモート操作を許可する時間の制限が可能で、働き過ぎ防止や勤務管理の適正化ができる。

提供形態

 端末用のソフトとクラウドサービス。操作元と操作先との通信を仲介するゲートウエイ機能をSaaS型クラウドサービスの形態で提供する。オンプレミス版の「On-Prem Original」(旧称は「Splashtop Enterprise」)と異なり、サーバーを立ち上げて保守する必要がない。

仕組み

 専用のソフトウエアをインストールした社外のデバイスから、専用のソフトウエアをインストールした社内のデバイスに、SaaS型クラウドサービスを介してリモートアクセスする。これにより、社外から社内のデバイスを遠隔操作できる。

主な機能

端末画面のリモート操作

 専用ソフトをインストールしたデバイスから専用ソフトをインストールしたデバイスにクラウドサービスを介してリモート接続し、デスクトップなどの画面を遠隔操作できる。操作する側のデバイス(自宅や外出先で操作しているデバイス)に付いているマイクやUSBデバイスも利用できる。

シングルサインオン機能

 SAML 2.0認証方式を利用したシングルサインオンができる。ADFSやAzure AD、Oktaなどと連携し、ユーザーIDとパスワードを一元化できる。

スケジュール機能

 会議室を予約するような要領で、例えば午前中はユーザーA、午後はユーザーBに共有パソコンへのリモートアクセスを解放する、といった使い方ができる。スケジュール機能を使えば、シフトを組んだ勤務も可能になる。

スケジュール設定画面
(出所:スプラッシュトップ)
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稼働環境

 操作される側(会社のPC)にインストールするソフト「配布ストリーマー」の稼働OSは、Windows 8/10、Windows Server 2012/2016/2019、Mac OS 10.7以降、Ubuntu、CentOS、RHEL、Fedora、Android 5.0以降。

 操作する側(自宅や外出先に持ち歩くPC)にインストールするソフト「クライアントアプリ」の稼働OSは、Windows 8/10、Mac OS 10.7以降、iOS 11.0以降、Android 4.0以降、Google Chrome OS。

 社外の「クライアントアプリ」から社内の「配布ストリーマー」へのアクセスを仲介するゲートウエイ機能や、リモート接続の認証やスケジュール管理などを司るサーバー機能などは、SaaS型クラウドサービスとして提供する。

 遠隔サポートを依頼できるソフト「SOSアプリ」の稼働OSは、Windows 8/10、Mac OS 10.7以降、iOS 11.0以降、Android 5.0以降。

価格・料金(税別)

 ユーザーライセンス(外出先から会社のパソコンにリモートアクセスしたり、社員のパソコンを遠隔サポートしたいユーザー向けライセンス)は、1ユーザーあたり年額1万9200円。最小構成は10ユーザー。100ユーザー以上で使い場合の1ユーザーあたりの料金は要問い合わせ。

 技術者ライセンス(「SOSアプリ」によるサポート依頼を受けてオンデマンドで遠隔サポートを利用したいIT技術者向けライセンス)は、1ユーザーあたり年額9万6000円。IT技術者ライセンスはユーザーライセンス(最小構成10ユーザー)の契約が別途必要。

発表日

2021年2月8日

提供開始日

2021年2月8日

備考

発表日、提供開始日は販売代理店であるドコモ・システムズのもの。