リモートデスクトップサービス(RDS)とは:会社のWindowsパソコンを自宅から操作

 スロベニアXLABの「ISL Online」は、リモートデスクトップソフトである。端末のデスクトップ画面を、別の端末からネットワーク経由でリモート操作できる。在宅のパソコンや外出先のスマートデバイスからオフィスのパソコンを操作する用途や、Linuxサーバーのリモートメンテナンス用途、パソコンの使い方を遠隔サポートする用途などに利用できる。国内ではオーシャンブリッジが販売している。

「ISL Online」の概要。同時接続ライセンスで利用できる
「ISL Online」の概要。同時接続ライセンスで利用できる
(出所:オーシャンブリッジ)
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特徴

 リモートデスクトップ接続を仲介するサーバーソフトを、セキュリティポリシーに合わせてオンプレミスやクラウドなど任意の場所に配置できる。デバイスにインストールするソフトも、インストールして常駐するソフトと、インストールせずに実行できるソフトのいずれも利用できる。また、同時接続ライセンスによる課金のため、登録台数分のライセンスは不要である。

提供形態

 セキュリティポリシーに合わせて、オンプレミスライセンス、プライベートクラウドライセンス、パブリッククラウドライセンスの3つのライセンスを選択できる。

 オンプレミスライセンスは、リモート操作のアクセスを仲介するゲートウエイサーバーソフトを提供する。ユーザーはこれをオンプレミスのサーバーにインストールして利用する。

 パブリッククラウドライセンスは、ゲートウエイサーバーソフトをSaaS形態で提供する。

 プライベートクラウドライセンスは、オンプレミス用のサーバーソフトをMicrosoft AzureまたはAWS(Amazon Web Services)上で動作させ、シングルテナント型で提供する。パブリッククラウドライセンスと同様に、サーバーの構築と管理が不要である。

 操作されるデバイスと操作するデバイスで動作させるソフトは、インストールして常駐させて使う常駐型と、インストールが不要なワンタイム接続型を利用できる。ワンタイム接続は、離れた場所のパソコン同士で一時的に画面を共有する使い方などに適する。常駐接続は、社内のパソコンに外出先からアクセスする使い方などに適する。

仕組み

 ゲートウエイとなるサーバーソフトを介して、操作されるデバイスと操作するデバイスが通信する。これにより、在宅勤務などの環境から社内のパソコンなどをリモート操作できる。

主な機能

画面のリモート操作

 専用ソフトを動作させたデバイスから、専用ソフトを動作させたデバイスに、サーバーソフトを介してリモート接続し、画面情報を遠隔操作する。

リモート操作時のセキュリティ機能

 インストールが必要な常駐接続型のソフトを利用した場合、接続時に自動でユーザーのデスクトップ画面をブラックスクリーンで表示できる。接続終了時には自動でコンピューターをロックする。

Wake On LAN

 オンプレミスライセンスとプライベートクラウドライセンスの場合、サーバーソフトにアウトバウンド接続する際のポート番号を任意のものに変更できる。内向きのUDPポート2304を開けておけば、社内LANの外部に置いたサーバーソフトからWake On LANでデバイスを起動することもできる。

稼働環境

  • ワンタイム接続型(インストールが不要)では、接続先デバイス、接続元デバイスともに稼働OSはWindows、Mac、iOS、Android。
  • 常駐接続型(インストールが必要)では、接続先デバイスの稼働OSはWindows、Mac。接続元デバイスの稼働OSはWindows、Mac、iOS、Android。

価格・料金(税別)

  • オンプレミスは、同時接続1台で年額50万円
  • パブリッククラウドは、同時接続1台で年額15万円
  • プライベートクラウドは、同時接続10台で年額300万円

備考

価格は、販売代理店であるオーシャンブリッジのもの。