イスラエルHysolateの「Hysolate」は、クライアントPCの上で動作するベアメタル型ハイパーバイザー(仮想化ソフト)である。1台の物理PC上で、複数の仮想PCを動作させられる。仮想PC上で利用できるOSはWindows 7/10またはLinux。国内ではアズジェントが販売している。

「Hysolate」の概要。複数台の仮想PCを動作させられる。インターネット接続用PCと社内LAN接続用PCを分離することで、セキュリティを確保できる
(出所:アズジェント)
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 インターネット接続用のPCと業務用のPCを分離する使い方を想定している。例えば、テレワーク用のPCにHysolateを導入すると、クラウドを含む社内LANに接続する“クリーン環境用”のPCと、インターネットに接続してWebアクセスやメール送受信、Web会議などに使う“ダーティー環境用”のPCを分離できる。

 インターネット接続用の仮想PCのOSがコンピュータウイルスに感染しても、社内ネットワーク接続用のOSとは分離しているため、社内ネットワークへの侵害が起こらない。また、インターネット接続用のOSを定期的に初期化することで、“ダーティー環境用”のOSもクリーンな状態に保てる。

 特徴は、1つの画面に複数の仮想PCの画面を同時に表示して操作できることと、複数の仮想PCを連携させて操作できること。例えば、社内ネットワーク接続用の仮想PCからインターネットにアクセスしようとすると、自動的にインターネット接続用の仮想PCのアプリケーションにリダイレクトするといった具合である。

Hysolateの画面。1つの画面内に複数の仮想PCを同時に表示して操作できる。ただし、情報漏えいの原因となる仮想PC間でのデータのやり取りはできない
(出所:アズジェント)
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 複数PC間でデータをコピー&ペーストしたり、ファイルをドラッグ&ドロップしたりする運用はできない。社内LAN上にある機密情報をインターネット接続用の仮想PCを介して社外に漏えいさせるといった事故を防止できる。

 ファイル無害化ソフト「Votiro Disarmer」と連携できるようにする予定もある。これにより、インターネット接続用仮想PCのデータを無害化して、社内ネットワーク接続用仮想PCに受け渡す、といった使い方ができるようになる。

Hysolateの概要
用途と機能クライアントPCの上で動作するベアメタル型ハイパーバイザー(仮想化ソフト)。1台の物理PC上で、複数の仮想PCを動作させられる
想定する用途社内LANに接続するクリーン環境用のPCと、インターネットに接続するダーティー環境用のPCを分離する使い方
仮想PC上の稼働OSWindows 7/10またはLinux
特徴1つの画面に複数の仮想PCの画面を同時に表示して操作できることと、複数の仮想PCを連携させて操作できること。社内ネットワーク接続用PCからインターネットにアクセスしようとすると、自動的にインターネット接続用PCのアプリケーションにリダイレクトする
仮想PC間のデータのやり取り複数PC間でデータをコピー&ペーストしたり、ファイルをドラッグ&ドロップしたりする運用はできない。社内LAN上にある機密情報をインターネット接続用の仮想PCを介して社外に漏えいさせるといった事故を防止できる
価格(税別)オープン。参考価格はクライアントPC1台あたり3万7000円(1000ユーザーの場合)から
発表日2020年5月13日
提供開始日2020年5月18日
備考発表日/提供開始日と価格は、販売代理店であるアズジェントのもの