米Spotinstの「Spotinst」は、IaaS型パブリッククラウドの使用料を削減することを目的に、パブリッククラウドの遊休リソースを上手に利用するサービス。SaaS型で提供する。

 クラウドサービス事業者は、使っていない遊休リソースをスポット形式で安価に提供している。具体的には、AWS(Amazon Web Services)の「スポットインスタンス」やGCP(Google Cloud Platform)の「プリエンプティブVM」などがある。

 例えば、AWSのスポットインスタンスの場合、入札方式で遊休リソースを提供する。需給に応じて価格が変動する。最大で80%引きの価格で利用できる。

 AWSの場合、入札額を販売価格が上回ると、利用が停止になる。このため、安定して稼働させたい業務には向かない。また、リソースの確保にあたっては、膨大な数のインスタンスの中からコストや要件にマッチしたインスタンスを探す必要がある。

 Spotinstを使うと、クラウド事業者がスポット形式で提供するクラウドサービスを安定的に利用できる。AIを活用した独自のアルゴリズムを用いて、価格の変動や利用可能性を予測し、自動で入札をかける仕組みである。人的なリソースを費やすことなく、安定してクラウドを利用し続けられる。

 AWSの場合、スポットインスタンスの利用動向、リソース状況、料金をAIが予測する。こ利用が停止となる15分から20分前に、別のインスタンスを探し出して自動で入札する。こうして、利用を中断することなくインスタンスを移行する。

 Spotinstで利用できるクラウド事業者のスポットインスタンスは、AWS、GCP、Azureの3つ。今後、IBM CloudとAlibaba Cloudも使えるようになる。

Spotinstの概要
用途と機能 IaaS型パブリッククラウドの利用費を削減することを目的に、パブリッククラウドの遊休リソースを上手に利用できるようにするサービス
提供形態SaaS型クラウドサービス
Spotinstのメリットクラウド事業者がスポット形式で提供するクラウドサービスを安定的に利用できる。AIで価格の変動や利用可能性を予測し、自動で入札をかける。人的なリソースを費やすことなく安定してクラウドを利用し続けられる
具体的な動作内容AWSの場合、スポットインスタンスの利用動向、リソース状況、料金をAIが予測する。こ利用が停止となる15分から20分前に、別のインスタンスを探し出して自動で入札する。こうして、利用を中断することなくインスタンスを移行する
利用可能な
スポット
インスタンス
AWS、GCP、Azureの3つ。今後、IBM CloudとAlibaba Cloudも使えるようになる
価格要問い合わせ。コストを削減できた効果に応じて課金する
発表日2019年6月13日
提供開始日2019年6月13日
備考発表日/提供開始日と価格は、販売代理店の1社である伊藤忠テクノソリューションズの場合