パナソニックi-PROセンシングソリューションズの「i-PRO Sシリーズ」は、カメラ映像を解析するアプリケーションをカメラ装置内で実行できるネットワークカメラ装置である。カメラ内で顔や人、車両、二輪車などを識別できる。防犯用途だけでなく、映像解析による事故の未然防止や業務効率化などの用途に利用できる。

映像の解析といった高負荷のAI処理をカメラ内で行える。カメラ単体で、顔や人、車両、二輪車などを自動で識別できる
(出所:パナソニックi-PROセンシングソリューションズ)
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特徴

 ネットワークカメラ単体でAIアプリケーションを動かせる。カメラ内で顔や人、車両、二輪車などを識別できる。

提供形態

 設置場所に応じて、各種のカメラを用意している。

  • 屋内設置用(ボックス型×5機種、ドーム型×5機種)
  • 屋外設置用(ボックス型×4機種、ドーム型×1機種)

 いずれの機種も動作電源はPoEでネットワークケーブル経由で供給できる。

 標準でインストール済みのアプリケーションの例は以下の通り。

  • 「ナンバー認識」
  • 「AIマスク非着用検知」
  • 「AI混雑検知」
  • 「AI-VMD」(90日間試用版)
  • 「AIプライバシーガード」(90日間試用版)
カメラ内で人や車両、二輪車を識別しているイメージ
(出所:パナソニックi-PROセンシングソリューションズ)
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 SDK(ソフトウエア開発キット)「i-PRO Camera SDK」も提供する。LinuxのUbuntu環境でC/C++言語を用いてアプリケーションを開発できる。

仕組み

 AIの推論処理を高速に実行できるAIプロセッサを標準で搭載している。従来のネットワークカメラでは難しかった映像の解析といった高負荷のAI処理を、カメラ内で行える。これにより、カメラ単体で、顔や人、車両、二輪車などを自動で識別できる。

 別途マイクをつなげれば、映像だけでなく音の識別もできる。人の叫び声やガラスの破損音、クラクション、銃声といった音を識別できる。

 カメラ内に2つのアプリケーションをインストールして稼働させられる。ユーザーみずからAIアプリケーションを開発してカメラで動作させることもできる。開発済みのAIモデル(Caffe、Tensorflow、ONNXで開発したAIモデル)を利用できるほか、SDK(ソフトウェア開発キット)「i-PRO Camera SDK」を用意している。

使い方

 AIアプリケーションをインストールしたAIカメラを店舗などに設置して利用する。開発したアプリケーションファイルは、ネットワークカメラの管理用Web画面を介してインストールする。

稼働環境

 SDK(ソフトウエア開発キット)「i-PRO Camera SDK」は、LinuxのUbuntu環境でC/C++言語を用いてアプリケーションを開発できる。

価格・料金(税別)

オープン

発表日

2021年6月10日

提供開始日

2021年9月

備考

パナソニックシステムソリューションズジャパンを通じて販売する