ゾーホージャパンの「Site24x7」は、クラウド型のサーバー/システム監視ソフトである。監視対象のサーバー機(Windows、Linux)にインストールするエージェントソフトを用いてアプリケーションの性能データなどを収集/監視できる。さらに、ネットワーク機器などのSNMPエージェントからSNMPで性能監視データを収集できる。
特徴
ゾーホージャパンでは、安価であることと、簡単に使い始められることをアピールしている。可視化や通知など、サーバー/システム監視に必要な機能をすべてパッケージ化している。サービスに登録後、エージェントソフトをインストールするだけで監視を始められる。
提供形態
クラウドサービス。監視対象のサーバー機(Windows、Linux)にインストールするエージェントソフトを用いてアプリケーションの性能データなどを収集/監視できる。
エージェントソフト以外の監視手段として、ネットワーク機器などのSNMPエージェントからSNMPで性能監視データを収集できる。ルーターなどのネットワーク機器が生成するフロー情報(NetFlow、sFlow、JFlow、IPFIX、NetStream、AppFlow、CFlowなど)も収集できる。
仕組み
エージェントは、エージェントからクラウドにHTTPSで接続する。性能監視データと死活監視データは、1分間隔でクラウドに送信する。
SNMP監視の場合、オンプレミスに配置する仲介サーバーソフトがSNMPでデータを収集し、これをクラウドに送信する。5分間隔で性能監視データを、1分間隔で死活監視データを取得し、クラウドに送信する。
監視できるデータの例は、CPU使用率、メモリー使用率、ディスク使用率、ディスクI/O速度、個々のプロセスのCPU使用量やメモリー使用量、任意のシェルスクリプト実行結果、カスタムSNMPカウンタの収集、ネットワーク関連(トラフィック、パケット、エラー数など)、ログ(Syslog、イベントログ)、Microsoftの各種アプリケーションなど。
主な機能
エージェントによる監視
監視対象のサーバー機(Windows、Linux)にインストールするエージェントソフトを用いてアプリケーションの性能データなどを収集/監視する。
SNMPによる監視
オンプレミスに配置する仲介サーバーソフトがSNMPでネットワーク機器などのSNMPエージェントからデータを収集する。
フロー情報の監視
オンプレミスに配置する仲介サーバーソフトがルーターなどが生成するフロー情報(IPヘッダー情報から分かる、ホスト間の通信のやり取り)を収集する。クラウド上で可視化できる。ネットワークトラフィックの内訳が分かり、輻輳(ふくそう)の原因となる通信(送信元/あて先IPアドレス、アプリケーションの種類)を特定できる。
使い方
監視対象のサーバー機(Windows、Linux)にエージェントソフトをインストールすることで、アプリケーションの性能データなどをクラウドで収集/監視できるようになる。ネットワーク機器などの監視データは、オンプレミスに配置するSNMP仲介サーバーソフトを介してSNMPで収集する。
稼働環境
アプリケーションの性能データなどを監視するエージェントソフトは、WindowsまたはLinuxで動作する。
価格・料金(税別)
- 基本プランは、STARTERプラン(SNMP監視×5インタフェース、NetFlow分析×2インタフェース、サーバー監視×10台)の場合、月額2000円または年額2万1000円
- オプションのSNMP監視は、100インタフェース追加で月額9000円など
- オプションのNetFlow監視は、50インタフェース追加で月額2万2000円など
発表日
2021年6月10日
提供開始日
2021年6月10日