三菱電機インフォメーションシステムズの「MistyGuard<分割鍵管理サービス>」は、電子署名などに利用する秘密鍵を、サーバーとクライアントに2分割して運用できるサービスである。公開鍵/秘密鍵の仕組みを用いた各種の用途に利用することで、秘密鍵を運用する際の安全性と利便性を高められる。

「MistyGuard<分割鍵管理サービス>」を使用した電子署名の利用イメージ
(出所:三菱電機インフォメーションシステムズ)
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特徴

 秘密鍵を運用する際の安全性と利便性を高められる。例えば、自前で電子署名を施す場合は、秘密鍵を自身のノートPCのハードディスクやUSB接続デバイスなどに格納して管理しなければならず、利便性が損なわれる。サーバー上に秘密鍵を置いた場合も、秘密鍵の漏えいなどに不安がある。これらを解決できる。

提供形態

 ソフトウエア。アプリケーションに分割鍵管理サービスのクライアント機能を組み込むためのライブラリ(Java版およびJavaScript版)を提供する。サーバー機能は、ライブラリ(Java版)を提供するほか、「MistyGuard<分割鍵管理サービス>」のクラウドサービスをサーバーとして利用できる。

仕組み

 分割した秘密鍵の1片をサーバー側に配置し、もう1片をクライアント側に配置する(クライアント側で入力する)。この状態で、サーバーの秘密鍵で処理した後に、クライアントの秘密鍵で処理する。

 これにより、一般的な秘密鍵で処理した場合と同じように、秘密鍵とペアを成す公開鍵によって電子署名などを検証できる。なお、クライアント側で入力するパスワードは、ユーザーが任意の文字列を指定できる。

稼働環境

 アプリケーションに分割鍵管理サービスのクライアント機能を組み込むためのライブラリは、Java版およびJavaScript版がある。

 サーバー機能をユーザーが開発するためのライブラリは、Java版を用意している。

 サーバー機能は、ライブラリを使って自前で開発する方法のほかに、「MistyGuard<分割鍵管理サービス>」のクラウドサービスも利用できる。

価格・料金(税別)

  • クラウドサービスの「MistyGuard<分割鍵管理サービス>」と「分割鍵クライアントライブラリ」(JavaまたはJavaScript)のセットは、ライブラリ利用ライセンスが年額20万円で、ユーザーライセンスが100ユーザーで年額12万円
  • 分割鍵管理サービスのサーバー機能をオンプレミス環境で運用するためのサーバーライブラリとクライアントライブラリを提供する「分割鍵ライブラリ」は、ライブラリ利用ライセンスが年額185万円
  • 「MistyGuard<クラウド電子署名サービス>」と「MistyGuard<分割鍵管理サービス>」のセットは、ユーザーライセンスが100ユーザーで年額12万円

発表日

2021年6月17日

提供開始日

2021年6月17日