スリークの「Sider」は、GitHubと連携して動作するコードレビュー(査読)自動化サービスである。GitHubの「Pull Request」のタイミング、すなわち開発者がソースコードに加えた変更内容を他の開発者に通知したタイミングで動作する。人が時間をかける必要のない簡易なコードレビューをSiderに任せて自動化できる。
ルールに基づいてソースコードを解析し、レビューの結果を表示する。修正すべき箇所を指摘してサジェストする。Siderの指摘内容や対応状況は、GitHubの画面上で把握できる。
解析ルールはカスタマイズできる。使うべきではない非推奨のAPIなど、組織やプロジェクトに固有のルールを独自解析ルールとして登録できる。
販売代理店で最上位エディション「Enterprise」を販売するマクニカネットワークスは、Siderの意義を「本質的な意義のあるコードレビューへ注力できる」と説明する。例えば、オープンソースのコードレビューツールをそのまま利用すると、指摘が数万件出てくることは珍しくない。Siderのルールに基づき指摘を最適な量に絞ることで、現実的に人が確認できる状態になる。
Siderの概要
用途と機能 | GitHubと連携して動作するコードレビュー(査読)自動化サービス。人が時間をかける必要のない簡易なコードレビューをSiderに任せて自動化できる | ||
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動作するタイミング | GitHubの「Pull Request」、すなわち開発者がソースコードに加えた変更内容を他の開発者に通知したタイミングで動作する | ||
レビューの方法 | ルールに基づいてソースコードを解析し、レビューの結果を表示する。修正すべき箇所を指摘してサジェストしてくれる。Siderの指摘内容や対応状況は、GitHubの画面上で把握できる | ||
解析ルール | 解析ルールはカスタマイズできる。使うべきではない非推奨のAPIなど、組織やプロジェクトに固有のルールを独自解析ルールとして登録できる | ||
Siderの意義 | Siderのルールに基づき指摘を最適な量に絞ることで、現実的に人が確認できる状態になる | ||
プラン | Free | Standard | Enterprise |
利用できるリポジトリ | GitHub.comのパブリックリポジトリ | GitHub.comのプライベートリポジトリ/パブリックリポジトリ | GitHub Enterprise(オンプレミス版のGitHub)およびGitHub.comのプライベートリポジトリ/パブリックリポジトリ |
価格(10%消費税込み) | 無料 | 1ユーザーあたり月額1500円 | 10ユーザーあたり月額1万5000円 (マクニカネットワークスの場合、10ユーザーあたり年額18万円) |
発表日 | 2020年7月1日 | ||
提供開始日 | 2020年7月1日 | ||
備考 | 発表日/提供開始日と価格は、販売代理店で最上位エディション「Enterprise」を販売するマクニカネットワークスのもの |