米RSTORの「RSTORマルチクラウドプラットフォーム」は、Amazon S3互換のクラウドストレージである。米Equinix、米CoreSite、オランダのInterxionなどのデータセンターにサーバーリソースを配置し、ストレージサービスを提供する。オンプレミスへのストレージソフトの導入やアプライアンスの提供も可能だ。国内ではTwoFiveが販売している。

「RSTORマルチクラウドプラットフォーム」のサービスを提供するデータセンターの地図
(出所:TwoFive)
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 特徴の1つは、RSTORとのWANを介したデータ転送を高速化する仕掛けを用意していることである。TCPプロトコルでコネクションを確立する際の「SYN/ACK」のハンドシェイクなどを省略して高速化を図る。高速化のためのゲートウエイソフトとして「RSTOR Transporter」を提供する。さらに、1回のデータ転送のサイズなども調整する。

 RSTOR Transporterはオンプレミス環境やパブリッククラウドなどに配置して使う。これにより、RSTORとの間でデータを高速に転送できる。販売代理店のTwoFiveによれば、RSTOR Transporterを使わない場合と比べて最大で30倍高速にデータを転送できる。

 セキュリティと冗長性も確保している。データはエンドツーエンドでAES-256で暗号化する。データの冗長性を確保するため、1つのデータを3つの物理データセンターへ同時に配置する。また、パブリッククラウド(AWS、Azure、GCPなど)との接続性の高さもアピールしている。データセンターの中で、これらパブリッククラウドと直接つながっているという。

RSTORマルチクラウドプラットフォームの概要
用途と機能Amazon S3互換のクラウドストレージ。米Equinix、米CoreSite、オランダのInterxionなどのデータセンターにサーバーリソースを配置し、ストレージサービスを提供する
提供形態クラウドサービスとして提供する方法に加えて、オンプレミスへのストレージソフトの導入やアプライアンスの提供もできる
特徴RSTORとのWANを介したデータ転送を高速化する仕掛けを用意している。TCPプロトコルでコネクションを確立する際のSYN/ACKのハンドシェイクなどを省略して高速化を図る。高速化のためのゲートウエイソフトとして「RSTOR Transporter」を提供する
データ転送ゲートウエイの使い方RSTOR Transporterをオンプレミス環境やパブリッククラウドなどに配置して使う。これにより、RSTORとの間で、データを高速に転送できる
セキュリティ機能データをエンドツーエンドでAES-256で暗号化する
データの冗長性データの冗長性を確保するため、1つのデータを3つの物理データセンターへ同時に配置する
価格(税別)保存量1Tバイトあたり月額800円
データ転送にともなう費用は発生しない
発表日2020年9月1日
提供開始日2020年9月1日
備考発表日/提供開始日と価格は、販売代理店であるTwoFiveのもの