アイビーシーの「System Answer G3」は、ネットワーク/システム監視ソフトである。SNMPマネージャ機能を中核にWMI監視、アプリケーションのレスポンス監視、対象システムにログインした状態でのプロセス監視、Syslog監視、APIを介した仮想化基盤やクラウドの監視、IPMIによるハードウエア監視など、複数の方法でデータを取得する。

キャパシティ予知機能の概要
キャパシティ予知機能の概要
(出所:アイビーシー)
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特徴

 設定を自動化している。125ベンダー4779種類の監視項目から、必要な情報を自動で判断して設定する。構成の変更にともなう設定も自動で追従する。

提供形態

 長期的と短期的の2つの視点で分析し、システムの変動を検知する。問題発生前に対策を実施できるように情報を出力する。長期的な傾向を把握するための機能として、時間別偏差を使用した揺らぎの算出による「ベースライン」を提供。短期的なシステムの変動を把握するための機能として、リアルタイムで分析できる「トレンド分析」を提供する。

 オプションで、監視データのトレンドから未来を予測する3つの機能(キャパシティ予知、昨対比較、変動検知)を利用できる。キャパシティ予知は、ディスク容量やメモリー使用率がしきい値を超える時期を予測する。昨対比較は、将来月の予測値を算出する。変動検知は、周期性を自動で学習してベースラインを作成する。

昨対比較機能の概要
昨対比較機能の概要
(出所:アイビーシー)
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変動検知機能の概要
変動検知機能の概要
(出所:アイビーシー)
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仕組み

 SNMPマネージャ機能を中核に、WMI監視、アプリケーションのレスポンス監視、対象システムにログインした状態でのプロセス監視、Syslog監視、APIを介した仮想化基盤やクラウドの監視、IPMIによるハードウエア監視など、複数の方法でデータを取得する。

 1分間隔で性能情報を収集し、圧縮せずに5年間分保存する。単純な死活監視だけでなく、稼働品質に問題がないかどうかも監視する。

主な機能

キャパシティ予知

 ディスク容量やメモリー使用率などのトレンド(傾向)から、最大値やしきい値を超える時期を予測し、アラートを通知する。リソース使用状況が3カ月~1年先に限界を迎えてシステム障害が発生することが事前に分かる。サンプリングデータとして、平均値や最大値を選択可能。サンプリング期間は、長期、中期、短期など任意の期間に設定可能。

昨対比較

 昨年の月別の実績値と今年の経過月の昨対平均倍率を算出して掛け合わせることにより、将来月の予測値を算出する。アクセス数やCPU、メモリー使用量などの増加分を予測し、今年のキャンペーン時に必要なリソース必要量を判断する。不足する可能性があれば、アラートを通知する。ゴールデンウィークや年末年始などにリソースの最大値/しきい値を超えないかを事前に判断できる。

変動検知

 過去の性能データから周期性がある傾向を自動学習し、ベースラインを作成する。ベースラインから外れたイベントを自動的に検知し、異常変動としてアラートを通知する。システム更改前後、新規システムのリリース、ソフトウエアのバグによる不定期な障害やパッチ適用後などで、有人監視からエンジニアを解放する。

稼働環境

  • CentOS 7.4.1708~7.9.2009
  • CentOS 8.2.2004~8.3.2011
  • RHEL 6.9~6.10(64 bit)
  • RHEL 7.4~7.9
  • RHEL 8.2~8.3

価格・料金(税別)

 2000項目で年額59万4000円から(System Answer G3本体)。オプションは、「キャパシティ予知」と「昨対比較」を合わせて、System Answer G3基本ライセンスの20%、変動検知は無償。

発表日

2021年8月6日(未来予測オプション)

提供開始日

2021年9月(未来予測オプション)