NECソリューションイノベータの「NEC AI・画像活用見える化サービス / 生産管理・検査支援」は、製品の画像をAIで判定することによって、良品と不良品を検出・分類するクラウドサービスである。主に食品製造業向けに提供する。
特徴
不良品の画像を用意して学習させることなく、良品の画像の学習だけで不良品を検出できる。不良品の発生頻度が低くて画像の収集が難しい場合でも、不良品や異物を検出できる。
提供形態
製造現場側には、製造ラインで製品画像を撮影するネットワークカメラと、撮影した製品画像を基にAIで良品と不良品を判定するサーバー機を設置する。AI判定結果のデータは、クラウドサービスに転送して蓄積・管理・可視化する。
無償のオプション機能「NEC AI・画像活用見える化サービス / 学習モデル作成ツール」を用意している。専門的な知識がなくても、Webブラウザー上で学習モデルの作成や評価ができる。ユーザーみずから、検査対象物を追加したり、判定条件を変更したりできる。
スペック
市販ネットワークカメラのスペック
- プロトコル:HTTP
- 映像圧縮形式:Motion JPEG
- 画像サイズ:500×500ピクセル以上(推奨)
- フレームレート:30fps(推奨)
製造現場に設置する画像判定用パソコンのスペック
- CPU:Intel Core i7シリーズ(推奨)
- メモリー:4Gバイト以上(推奨)
- GPU:NVIDIA GeForce GTXシリーズ(ビデオメモリー4Gバイト以上推奨)
- OS:Ubuntu Desktop(18.04LTS/20.04LTS、64bit)
稼働環境
クラウドサービス(Amazon Web Servicesを利用)。市販のネットワークカメラとAI判定用PCを用意するだけで運用を始められる。
価格・料金(税別)
月額19万8000円から
発表日
2021年8月17日
提供開始日
2021年8月17日