オートメーションラボの「sweeep」は、企業における請求書の処理を自動化する、クラウド型のOCR(光学文字読み取り)サービスである。アップロードした請求書を、100枚あたり3分でテキストデータ化できるとしている。
特徴の1つは、AI技術によって、帳票レイアウトをあらかじめ定義しておくことなく、レイアウトが異なる各種の帳票を読み取れること。また、テキストデータ化した後工程として、社内での承認ワークフローや会計システムへのデータ入力なども機能として持っている。
直近の機能強化では、複数ページにわたっているPDFの請求書データを、PDFファイル単位で読み取ってテキスト化できるようにした。これにより、請求書に付随する内訳明細書などのデータを、1つの請求書データファイルとしてまとめて保管できるようになった。
以前は、PDFファイルを構成する個々のページごとに別個にOCRで読み取って、これらページ単位でテキストファイル化することしかできなかった。これに対して今後は、アップロードした請求書ごとに、ページ単位で読み取るか、ファイル単位で読み取るかを指定できる。
月間の処理枚数などに応じて、3つのプランを用意している。最上位の「PREMIUM」プランは、月間の処理枚数に制限がない。標準の「BASIC」プランは、月間2000枚までに限られる。月間1000枚までが定額で、月間1000枚を超える分については100枚単位で課金する。「TRIAL」プランは、月間1000枚まで1カ月試用できるプランである。
sweeepの概要
用途と機能 | 企業における請求書の処理を自動化する、クラウド型のOCR(光学文字読み取り)サービス。アップロードした請求書をテキストデータ化する | ||
---|---|---|---|
OCRの速度 | 100枚あたり3分 | ||
特徴 | AI技術によって、帳票レイアウトをあらかじめ定義しておくことなく、レイアウトが異なる各種の帳票を読み取れること。また、テキストデータ化した後工程として、社内での承認ワークフローや会計システムへのデータ入力なども機能として持っている | ||
OCR処理の単位 | 複数ページにわたっているPDFの請求書データを、PDFファイル単位で読み取ってテキスト化できる。請求書に付随する内訳明細書などのデータを、1つの請求書データファイルとしてまとめて保管できる。アップロードしたる請求書ごとに、ページ単位で読み取るか、ファイル単位で読み取るかを指定できる | ||
プラン | BASIC | PREMIUM | TRIAL |
月間の処理枚数 | 月間2000枚まで | 無制限 | 月間1000枚まで1カ月試用できる |
価格(税別) | 初期費用30万円。利用料金は月間1000枚まで月額10万円の定額で、月間1000枚を超える分については100枚あたり1万円 | 個別見積もり | 30万円 |
発表日 | 2019年9月30日(複数ページPDF対応) | ||
提供開始日 | 2019年9月30日(複数ページPDF対応) |