ジャストシステムの「UnitBase 6.0」は、データベースアクセスを伴うWebアプリケーションをノンプログラミングで開発できる開発・実行基盤である。ドラッグ&ドロップ操作やExcelファイルの取り込みといった簡単な操作で、顧客管理や問い合わせ管理といったWeb型のデータベースアプリケーションを作成できる。
標準版の「UnitBase」と、機能上位版の「UnitBase Enterprise」がある。機能上位版のUnitBase Enterpriseでは、外部のデータベース管理システム(Oracle Database、SQL Server)に接続してデータを取得できる(2021年3月からPostgreSQLとMySQLにも接続できる)。
外部データベースと接続できるため、基幹系システムのデータを活用しやすい。例えば、最新の顧客マスターデータをUnitBase Enterpriseに取り込んで、Web上で関連情報を追加したり帳票を出力したりできる。商談管理や見積書の発行といった業務がスムーズになる。
標準版も、現行版において、CSV(カンマ区切り形式)ファイルやExcelファイルをスケジュールに基づいて自動で取り込むことにより、データの差分を更新できるようにした。定期的に提出する日報などの管理に利用できる。
2021年3月には、アプリケーション改修後の動作確認を事前に行える開発環境「サンドボックスデータベース」を追加する。本番環境のデータベースを複製して開発用のデータベースを作成できる。本番環境に反映する前に、レコードのフィールドやレイアウトの変更などを試せる。
UnitBase 6.0の概要
用途と機能 | データベースアクセスを伴うWebアプリケーションをノンプログラミングで開発できる開発・実行基盤 | |
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アプリケーションの開発方法 | ドラッグ&ドロップ操作やExcelファイルの取り込みといった簡単な操作で、顧客管理や問い合わせ管理といったWeb型のデータベースアプリケーションを作成できる | |
CSV/Excelファイルの自動取り込み | CSV(カンマ区切り形式)ファイルやExcelファイルをスケジュールに基いて自動で取り込むことにより、データの差分を更新できる | |
稼働OS | Windows 8.1/10またはWindows Server 2012/2012 R2/2016/2019 | |
エディション | UnitBase | UnitBase Enterprise |
エディションの位置付け | 標準版 | 機能上位版。外部のRDBMSと接続してデータを取り込める |
接続できるRDBMS | - | Oracle Database、SQL Server、PostgreSQL(2021年3月から)、MySQL(2021年3月から) |
価格(税別) | 同時ログイン10ユーザーの場合に199万円で、年間保守料は39万8000円 | 同時ログイン10ユーザーの場合に249万円で、年間保守料は49万8000円 |
発表日 | 2020年10月6日 | |
提供開始日 | 2020年11月24日 |