ソフトエイジェンシーの「SourceGuardian」は、インタープリタ言語であるPHPスクリプトを暗号化し、読めないように難読化するソフトである。テキストファイルをバイトコード形式に変換する。ユーザーに配布した商用アプリケーションのコードが不正にコピーされるといったリスクを解消する。PHP4、PHP5、PHP7/7.1/7.2/7.3/7.4環境で利用できる。
「エンコーダ」と「ローダー」の2つのソフトウエアで構成する。エンコーダは、PHPスクリプトをバイトコードにエンコードする。1ライセンスで1台にインストールできる。ローダーは、バイトコードに変換したPHPスクリプトを復号するプログラムであり、PHPの実行環境ごとに必要。ローダーは無料で入手して使える。
PHPスクリプトの配布先に応じて動作を許可するかどうかを制御できる。IPアドレス、MACアドレス、ドメイン名などが一致する場合に限ってアプリケーションが動作するようにできる。アプリケーションに有効期限を設定することもできる。
アプリケーションの実行制御のほかに、アプリケーションの実行に必要な外部ライセンスファイルを生成する運用もできる。例えば、評価版ライセンスや商品版ライセンスなど異なるライセンスを使い分けられる。
SourceGuardianの概要
用途と機能 | インタープリタ言語であるPHPスクリプトを暗号化し、読めないように難読化するソフト。テキストファイルをバイトコード形式に変換する | |
---|---|---|
主な効果 | ユーザーに配布した商用アプリケーションのコードが不正にコピーされるといったリスクを解消できる | |
ソフトウエアの構成 | エンコーダ | ローダー |
ソフトウエアの概要 | PHPスクリプトをバイトコードにエンコードする | バイトコードに変換したPHPスクリプトを復号するプログラムであり、PHPの実行環境ごとに必要 |
動作環境 | Windows、Mac OS X、Linux(i386、x86_64) | Windows、Mac OS X、Linux(i386、x86_64)、FreeBSD(i386、x86_64)、組込みLinux(ARM、ARMel、ARMhf(Raspberry Pi、BeagleBoardなど)) |
アプリケーションの実行制御 | PHPスクリプトの配布先に応じて動作を許可するかどうかを制御できる。IPアドレス、MACアドレス、ドメイン名などが一致する場合に限ってアプリケーションが動作するようにできる。アプリケーションに有効期限を設定することもできる | |
ライセンスファイル | アプリケーションの実行に必要な外部ライセンスファイルを生成する運用もできる。例えば、評価版ライセンスや商品版ライセンスなど異なるライセンスを使い分けられる | |
対象のPHPバージョン | PHP4、PHP5、PHP7/7.1/7.2/7.3/7.4 | |
価格(税別) | 1台1ライセンスで2万8000円 製品アップグレード権が付いたサポート費用は年額8000円 | 無料 |
発表日 | 2020年10月12日(SourceGuardian 11.4) | |
提供開始日 | 2020年10月12日(SourceGuardian 11.4) |