デルとEMCジャパンの「Dell EMC PowerProtect DD」は、データバックアップの用途に特化したNAS(ファイル共有)ストレージ装置である。ストレージの物理容量を超えたデータを保存できるように、重複排除機能を備えている。

PowerProtect DD9900の外観
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 基本的な使い方では、データを格納したストレージ側で重複排除をかける。一方、専用のエージェントソフト「DD Boost」を使うと、バックアップサーバーに重複排除機能をオフロードできる。これにより、バックアップデータの転送量を低く抑えることができる。

 内蔵ストレージとクラウドストレージを階層型で運用する機能(Cloud Tier)も備える。外部のゲートウエイを介さずに、データの保存先としてクラウドストレージを指定できる。クラウドストレージ上のバックアップデータを使って災害時にシステムを復旧する機能(Cloud Disaster Recovery)も備える。

 ストレージの物理容量(有効容量)は、最小構成1Tバイト~最大1.25ペタバイト。これをシングルラックで拡張できる。データ削減効率は最高で65対1でストレージの論理容量は、シングルラックで最大81.3ペタバイトまで増やせる。Cloud Tier使用時は最大211ペタバイトになる。

 周辺ソフトに、PowerProtect DDに格納したデータをサイバー攻撃から守る「PowerProtect Cyber Recovery」がある。PowerProtect DDをネットワークから切り離して遮断することによってデータを守る。切り離したPowerProtect DD(攻撃から遮断した安全なコピーデータ)を利用してシステムをリストアすることもできる。

Dell EMC PowerProtect DDの概要
用途と機能データバックアップの用途に特化したNAS(ファイル共有)ストレージ装置
主な特徴ストレージの物理容量を超えたデータを保存できるように、重複排除機能を備える
重複排除機能のオフロード基本的な使い方では、データを格納したストレージ側で重複排除をかける。一方、専用のエージェントソフト「DD Boost」を使うと、バックアップサーバーに重複排除機能をオフロードできる。これにより、バックアップデータの転送量を低く抑えられる
クラウドストレージの利用内蔵ストレージとクラウドストレージを階層型で運用する機能(Cloud Tier)も備える。外部のゲートウエイを介さずに、データの保存先としてクラウドストレージを指定できる。クラウドストレージ上のバックアップデータを使って災害時にシステムを復旧する機能(Cloud Disaster Recovery)も備える
ストレージの物理容量(有効容量)最小構成1Tバイト~最大1.25ペタバイト。これをシングルラックで拡張できる。データ削減効率は最高で65対1
ストレージの論理容量シングルラックで最大81.3ペタバイト。Cloud Tier使用時は最大211ペタバイト
価格(税別)2100万円
発表日2019年10月15日
提供開始日2019年10月15日