オープンレガシージャパンの「OpenLegacy HUB」は、メインフレームなどのレガシーシステムにアクセスするWeb APIを、ノーコード/ローコードで生成できる開発ツールである。レガシーシステムのデータや機能にアクセスするための各種コネクタを備えており、これをJava/C#/Node.jsなど各言語でWeb API化する。Web APIを介してレガシーシステムのデータや機能にアクセスできるようになる。

OpenLegacy HUBの概要。メインフレームなどのレガシーシステムにアクセスするためのWeb APIを生成できる
OpenLegacy HUBの概要。メインフレームなどのレガシーシステムにアクセスするためのWeb APIを生成できる
(出所:オープンレガシージャパン)
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特徴

 レガシーシステムのデータや機能にアクセスするオープン系システムを、より短期に開発できる。海外ユーザーのPoC(概念検証)では、APIの開発時間が1296時間から2時間へと99%短くなった。生成するWeb APIを使うと、データや機能にアクセスする際の性能も向上する。

提供形態

 レガシーシステムのデータや機能に接続するためのコネクタを各種用意している。IBMメンイフレームのIMS、CICS、VSAMファイル、MQプロトコル、SOAPのWebサービス、3270/5250端末エミュレータの入出力、他社製サーバー、Micro Focus COBOL、各種データベース管理システム、Oracle Databaseのストアドプロシージャ、SAP R/3やSAP ERP 6.0などに接続できる。

 ユースケースの1つとしてオープンレガシージャパンが挙げる例が、銀行のFinTechである。オープン系システムからWeb APIを介してレガシーシステム(勘定系システム)を利用できるようにする。こうした仕組みを短期に開発できるツールとしてOpenLegacy HUBを位置付ける。ユーザー事例の1社が島根銀行(島根県松江市)である。2021年6月にモバイルアプリ「しまぎんアプリ」に実装した参照系APIを皮切りに、順次APIの利用を開始している。

仕組み

 Web APIは、複数の言語を使ってマイクロサービス(単機能のWebサービス)として生成する。マイクロサービスは、動作させる環境に応じてJava、C#、Node.jsのいずれかの言語で生成する。こうして生成したWeb APIを、任意の言語から呼び出して利用する。

 レガシーシステムへの入出力については、例えばCOBOLやPL/IのコピーブックをOpenLegacy HUBに吸い上げ、ここから読み取れるデータ定義情報や口座照会などのトランザクション情報を利用して、再利用可能な部品を生成する。

主な機能

Web APIの作成

 レガシーシステムにアクセスするWeb APIをノーコード/ローコードで開発できる。

使い方

 開発画面上で、レガシーシステムの入出力とオープン側APIの定義をマッピングする。これにより、オープン側のAPIをローコードで生成できる。レガシーシステムに対してはCOBOLやPL/Iでアクセスするので、レガシー側のプログラムには手を加えずに運用できる。

開発画面上で、レガシーシステムの入出力とオープン側APIの定義をマッピングすることで、オープン側のAPIをローコードで生成できる
開発画面上で、レガシーシステムの入出力とオープン側APIの定義をマッピングすることで、オープン側のAPIをローコードで生成できる
(出所:オープンレガシージャパン)
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稼働環境

Web APIの実装言語/動作環境は、Java、C#、Node.js

価格・料金(税別)

メインフレームにアクセスするAPI×10個までで年額720万円から

発表日

2021年10月18日

提供開始日

2021年10月18日