アシストの「セキュア・ワークスペース・ソリューション」は、セキュリティルームと同等のセキュリティをリモートアクセスで確保するパッケージソフトである。特権ID管理ソフトとシンクライアントソフトを組み合わせることで、重要な情報を扱う業務をリモートから遂行できるようにした。
従来であればセキュリティルームで担当者立ち会いのもとで実施していた機密性の高い業務を、社外からリモートアクセスを介して遂行できるようになる。これにより、テレワーク下にも関わらずセキュリティ対策のために出社しなければならない状況を解決する。
要素技術として、特権ID管理ソフト「iDoperatoin」と、シンクライアントソフト「Ericom Connect」を使う。機密情報を扱うサーバーの操作に必要な特権IDを、承認フローの下で付与する。作業者端末や作業時間も限定する。この上で、画面転送を介してサーバーを操作する。
実際の使い方は次の通り。作業者は、iDoperationのワークフロー機能を使って、業務端末や業務サーバーへのアクセスを申請する。iDoperationとEricom Connectが連携し、SSO(シングルサインオン)で業務サーバーにシンクライアント接続する。業務サーバー上での操作は、すべて証跡として動画を記録する。
iDoperatoinは、特権ID管理に必要な機能を網羅したソフトである。ID管理、承認ワークフロー、アクセス制御、アクセスログ管理、動画ログ管理といった機能をパッケージ化している。一方のEricom Connectは、シンクライアントプロトコルを介してサーバー機などをリモート操作できるミドルウエアである。
セキュア・ワークスペース・ソリューションの概要
用途と機能 | セキュリティルームと同等のセキュリティをリモートアクセスで確保するパッケージソフト |
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メリット | 従来であればセキュリティルームで担当者立ち会いのもとで実施していた機密性の高い業務を、社外からリモートアクセスを介して遂行できるようになる。これにより、テレワーク下にも関わらずセキュリティ対策のために出社しなければならない状況を解決する |
仕組み | 特権ID管理ソフトとシンクライアントを組み合わせることで、重要な情報を扱う業務をリモートから遂行できるようにする |
特権ID管理ソフト | iDoperatoinを使う。特権ID管理に必要な機能を網羅しており、ID管理、承認ワークフロー、アクセス制御、アクセスログ管理、動画ログ管理といった機能をパッケージ化している |
シンクライアント接続 | Ericom Connectを使う。シンクライアントプロトコルを介してサーバー機などをリモート操作できるミドルウエアである |
実際の使い方 | 作業者は、iDoperationのワークフロー機能を使って、業務端末や業務サーバーへのアクセスを申請する。iDoperationとEricom Connectが連携し、SSOで業務サーバーにシンクライアント接続する。業務サーバー上での操作は、すべて証跡として動画を記録する |
参考価格(税別) | 750万円。内訳は、アクセス先の業務サーバーや業務端末の台数が30台、総利用者が50人、踏み台となるEricom Connectのサーバー台数が2台、踏み台サーバーの同時接続ユーザー数が10人 |
発表日 | 2020年11月10日 |
提供開始日 | 2020年11月20日 |