日本オラクルの「Oracle Exadata Database Machine X9M」は、大容量データを高速に検索する用途に適したデータベースサーバー専用機である。DWH(データウエアハウス)用途やOLTP(オンライントランザクション)用途など、各種の用途に利用できる。

Oracle Exadata Database Machine X9Mの外観
Oracle Exadata Database Machine X9Mの外観
(出所:日本オラクル)
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特徴

 データベースサーバー専用の垂直統合型システムであり、ストレージからデータベースサーバーへのデータ転送量を削減するアーキテクチャーによって処理を高速化している。

提供形態

 データベースサーバー専用の垂直統合型システム。専用機をオンプレミス環境に設置して利用できる。

 Oracle Cloud上で利用できるクラウドサービス版の「Oracle Exadata Cloud Service」もある。グローバルの各商用リージョンと、ローカル環境にOracle Cloudのリージョンを構築できる「Oracle Dedicated Region Cloud@Customer」で利用できる。CPUコア数4つの最小規模のHA構成から始め、システムを停止することなく最大4600CPUコア、メモリー44Tバイト、不揮発性メモリー96Tバイト、フラッシュストレージ1.6ペタバイト、データベース容量25ペタバイトまで拡張できる。

仕組み

 SQLクエリーを受け付けるフロントのデータベースサーバークラスターの背後に、検索機能を自前で備えたストレージユニット群を配備し、検索処理を分散する。ストレージからデータベースサーバーへのデータ転送量を削減して、処理を高速化している。

 ストレージアクセスによる性能のボトルネックを排除する策として、ストレージサーバー内にDIMM型の不揮発性メモリー「Intel Optane DC Persistent Memory」を搭載し、RDMA(リモートダイレクトメモリーアクセス)と組み合わせている。RDMAでOSやネットワークのソフトウエアスタックをバイパスし、データベースからストレージサーバー内の不揮発性メモリーに直接アクセスする。管理ソフトの機能によって、アクセスが多いデータを自動的に不揮発性メモリーに移行し、アクセスが少ないデータをフラッシュストレージやハードディスクに保持できる。

主な機能

Automatic Indexing

 機械学習を用いてデータベースを自律的にチューニングする。使用パターンの変化を継続的に学習し、これに応じてデータベースをチューニングする。

スペック

  • SQL読み取りのピーク性能:2760万I/O毎秒
  • リモートI/Oレイテンシ:19マイクロ秒未満

発表日

2021年9月30日