グーグル・クラウド・ジャパンの「BigQuery」は、クラウドサービスの形で利用できるDWH(データウエアハウス)である。分散処理やカラム型のデータ構造によって、大容量データを高速に処理できる。

特徴

 大容量データを高速に分析する用途に向いたクラウド型のDWH。

仕組み

 SQLで問い合わせるRDBMS(データベース管理システム)である。分散処理やカラム型のデータ構造によって、大容量データを高速に処理できる。

 外部関数を使える。JavaScriptやSQLによるユーザー定義関数に加えて、Cloud Functionと呼ぶサーバレス型の関数をBigQueryから呼び出せる。例えば、BigQueryのSQLからCloud Functionを起動して、自然言語処理APIや翻訳APIの処理結果をBigQueryに取り込む、といった使い方ができる。

 セキュリティ監査など、大きなデータから1行だけを見つけるような用途を高速化する仕掛けとして、検索インデックスも備える。JSON形式のログも検索できる。

主な機能

BigQuery ML

 機械学習モデルを構築して運用できる機能。機械学習モデルを抽出すれば外部システムでも使える。

BigQuery Omni

 AWS/Azureなど複数のクラウドにまたがってデータを分析する「クロスクラウド分析」ができる。例えば、AWS上のデータを集計してからGoogle Cloud上のデータとつなげて利用する、といった使い方ができる。

BigQuery BI Engine

 BigQueryに組み込んであるインメモリー型の分析サービス。

BigQuery GIS

 地理空間を分析するGIS機能。位置情報を使った分析ができる。一般的な地理空間データ形式の任意の点、線分、ポリゴン、マルチポリゴンを利用できる。

稼働環境

 パブリッククラウドのGoogle Cloud上の1サービスとして利用できる。

価格・料金(税別)

 東京リージョン (asia-northeast1)の場合、

  • アクティブストレージは、1Gバイトあたり0.023ドル(毎月10Gバイトまで無料)
  • 長期保存ストレージは、1Gバイトあたり0.016ドル(毎月10Gバイトまで無料)
  • クエリー料金は、1Tバイトあたり6ドル(毎月1Tバイトまで無料)。