SAPジャパンの「SAP BW/4HANA」は、DWH(データウエアハウス)に必要な機能群を一通り備えたパッケージソフトである。データベースエンジンとして、インメモリー型で動作するカラム指向のデータベース管理システム「SAP HANA」を使う。

特徴

 データベースにインメモリー型のSAP HANAを利用することで、データマートを作ることなく明細データをそのまま分析できるシンプルなDWHとしている。

仕組み

 インメモリーデータベースであるSAP HANAをデータ管理基盤とすることによって、データを集約・分割したデータマートを構築せずに利用できる。データベースが高速なので、データマートを介さず明細データを直接参照できる。分析軸が固定されず、各種の切り口で自由に分析できる。データを多重に持たずに済む。

 テンプレートを使って容易にDWHを構築できる。分析に適した形でS/4HANAからデータを抽出するロジックやビューなどのテンプレートを提供する。これにより、S/4HANAのテーブル構成を理解していなくても、分析用のデータに変換できる。また、ETL機能など、DWHに必要な機能を一通り備えている。

稼働環境

 オンプレミス環境で動作するほか、SAP HANA Enterprise CloudやAmazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platformでも利用できる。