キヤノンITソリューションズの「StoreMotion」は、小売店舗の商品棚を映したカメラ映像から、消費者が手にとった商品をリアルタイムに識別できるシステム製品である。中核となるAI商品認識ソフトのほかに、カメラや画像処理PC、店舗への設置サービスを含めたシステム製品として販売する。商品の認識情報を活用したレジレス決済サービスやマーケティング分析、オンデマンドサイネージなどのアプリケーションの開発も請け負う。

AI商品認識システム「StoreMotion」の概要。商品棚を映したカメラ映像から、顧客が手にとった商品をリアルタイムに識別できる
AI商品認識システム「StoreMotion」の概要。商品棚を映したカメラ映像から、顧客が手にとった商品をリアルタイムに識別できる
(出所:キヤノンITソリューションズ)
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特徴

 棚を映したカメラ映像だけで消費者が手にとった商品をリアルタイムに識別できる。レジレス決済やマーケティング分析などに利用できる。

仕組み

 個々の商品を、画像認識によって識別する。さらに、商品を棚から取り出す動作と、商品を棚に戻す動作を認識する。取り出した位置と違う場所に商品を戻しても、商品を棚に戻したことを正しく認識する。これにより、「どの商品を棚から取り出して、手元に置いているのか」を把握できる。商品は商品画像で識別するため、商品のレイアウトを変更しても問題なく運用できる。

 カメラは、レンズを2つ搭載したステレオカメラを使う。2つのレンズそれぞれの映像の視差から、対象物までの距離をミリメートル単位で計測する。これにより、どの商品を取り出したか(戻したか)だけでなく、棚の何段目のどの位置から商品を取り出したか(または何段目のどの位置に商品を戻したか)を把握できる。

 AI商品認識ソフトが出力するデータは、「どの棚のどの位置から、どの商品を取ったのか」という基本データである。これをCSV(カンマ区切り形式)ファイルとして出力する。さらに、クラウドサービスなどの外部システムに通知するためのインターフェースも備える。

主な機能

商品の識別

 カメラ映像に映った商品を識別する。商品を棚から取り出す動作と、商品を棚に戻す動作も認識する。どの棚のどの位置から商品を取ったのか(どの棚のどの位置に戻したのか)も分かる。

使い方

 商品棚にステレオカメラを設置して使う。

 利用にあたっての商品データの登録は、専用のアプリケーションから行える。実際に商品を取り出すところを撮影した画像をいくつか選択することで登録する。1つの商品を登録するために要する時間は5分程度としている。

価格・料金(税別)

  • AI認識ソフト「StoreMotion」のライセンスは、10万円
  • カメラとカメラ接続ケーブル(USB接続)は、都度見積もりで5万円程度
  • 画像解析用PCは、都度見積もりで20万円程度。画像処理PC×1台で、2台までのカメラを利用できる
  • 現地設置費用が別途必要

発表日

2021年10月27日

提供開始日

2021年10月27日