PFUの「iNetSec FC」は、ネットワークに接続している機器やネットワーク構成を可視化できる装置である。iNetSec FCをネットワークに接続するだけで利用できる。工作機械やロボットなどを接続した工場のネットワークを主な対象として想定している。装置1台で複数セグメント(最大3個の物理セグメントまたは最大32セグメントのタグVLAN)を管理できる。
特徴
ネットワークに接続するだけで、ネットワーク構成や接続機器を可視化できる。工作機械やロボットなどを接続した工場のネットワークを主な対象として想定している。
仕組み
パケットを送出しないパッシブ検知方式で情報を収集する。機器の詳細情報を把握したい場合は、ユーザーの操作によってパケットを送出するアクティブ検知型の情報収集もできる。IPアドレス/MACアドレスに加えて、PCなどのIT機器ではメーカー/OS/ホスト名などの詳細情報を、独自技術によって識別する。ノンインテリジェントなスイッチングハブも、独自技術によって検出する。
接続機器の一覧だけでなく、どのネットワークにどの機器が接続されているかといった、ネットワーク構成も把握できる。どの機器がどのスイッチのどのポートに接続されているかといった接続構成を自動的に取得して表示する。機器を探す時間や、ケーブルを付け替える時間を削減できる。
トラブル発生時は、どの機器にトラブルが発生したのかを画面で確認できる。ネットワークの負荷(使用帯域)と品質(転送エラー数)も可視化できるので、転送性能の低下や機器故障などのトラブルを未然に防げる。過去の状況も分かるので、問題発生時には原因を迅速に特定できる。
主な機能
ネットワーク可視化
ネットワークに接続している機器やネットワーク構成を可視化できる。
スペック
- 外形寸法:幅41×奥行き214×高さ190ミリメートル
- 重量:1.4キログラム(ACアダプタ、コード含まず)
- ネットワークポート:1000BASE-T×3
- 消費電力:22ワット
- 動作条件:摂氏5度~40度(ラック搭載時は摂氏5度~35度)
- 装置1台あたりの管理機器数:3000
- 装置1台で監視できるセグメント数:3セグメントまで(タグVLAN時は32セグメントまで)
使い方
ネットワークに接続するだけで、ネットワークに接続した工作機械や制御機器などの機器を、自動で検出する。
価格・料金(税別)
- 1台あたり48万円(1年間の利用ライセンスを含む)
- 2年目以降の利用ライセンスは、1台あたり年額36万円
発表日
2021年10月27日
提供開始日
2022年2月