インターネットイニシアティブの「DX edge」は、コンテナデータセンターよりもさらに小さな“マイクロデータセンター”(MDC)機器に、運用・保守サービスを付加して提供するマネージドデータセンターサービスである。ユーザーは、エッジコンピューティング環境や遠隔拠点のIT基盤を、短期間で用意できる。MDC製品として、オーストラリアのZella DC製品を採用した。
特徴
コンテナデータセンターよりもさらに小さな“マイクロデータセンター”(MDC)機器を、運用・保守サービス込みで設置できる。ユーザーは、エッジコンピューティング環境や遠隔拠点のIT基盤を、最短約2カ月で導入できる。
提供形態
マイクロデータセンター(MDC)は、小型のボックス形状(高さ約1~2メートル)でありながら、空調設備や無停電電源装置などデータセンターに必要な設備を一通り備えた製品である。IP65の防水・防塵性、静粛性(50デシベル以下)によって、屋内外どのような場所にも設置できる。
例えば、IoT機器や工場のFA機器といったエッジデバイスに物理的に近い場所にMDCを設置することで、大量データを低遅延で処理するエッジコンピューティング基盤として利用できる。また、5Gと組み合わせることで、リアルタイム性が求められる遠隔医療や自動運転などの分野などで利用できる。
MDCは、オーストラリアのZella DC製を採用した。屋内設置型の「Zella Pro」と、屋外設置型の「Zella Hut」がある。サイズは、収容可能なラックマウント容量に応じて、12U、25U、38Uの3モデルで構成する。
主な機能
耐環境性能
IP65の防塵・防水性能、静粛性(50デシベル以下)
物理セキュリティ
電子錠(遠隔操作)、開閉センサー、Webカメラ
環境センサー
温度、漏水、火災検知
スペック
- 12Uモデルは、1100×685×1000ミリメートル
- 25Uモデルは、1100×685×1685ミリメートル
- 38Uモデルは、1100×685×2275ミリメートル
- 12Uモデルは、90キログラム
- 25Uモデルは、225キログラム
- 38Uモデルは、308キログラム
サイズ(奥行×幅×高さ)
重さ
価格・料金(税別)
個別見積もり
発表日
2021年11月24日
提供開始日
2021年11月24日