東陽テクニカの「パケットキャプチャ/解析システム「SYNESIS」ポータブル型100Gbpsモデル」は、ネットワークを流れるトラフィックをキャプチャーし、統計情報やパケットの解析内容を表示する、トラフィック解析装置である。通信障害の解析などに利用する。現場に持ち込んで解析できるポータブル型で、100Gビット/秒の解析容量を持つ。
特徴
100Gビット/秒の解析容量を持つパケットキャプチャー装置でありながら、重さを9.5キログラムと軽量に抑えて現場への持ち込みを容易にしている。
提供形態
現場に持ち込んで利用できるポータブル型のパケットキャプチャー装置として提供する。従来モデルと比べて体積を50%小型化した。新モデルは、サイズが25.4×38.1×17.8センチメートルで、重さは9.5キログラム。これに対して従来モデルは、サイズが33.9×43.0×25.0センチメートルで、重さは21.2kgだった。
仕組み
パケットキャプチャ装置「SYNESIS」は、パケットキャプチャーソフトをインストールしたパケット解析用のPCである。据え置き型のラックマウント型と、現場に持ち込んで解析できるポータブル型がある。ポータブル型は、現場で使えるように、ディスプレーやキーボードを一体化している。
主な機能
パケット取り込み機能
ネットワークを流れるパケットを蓄積する。100Gビット/秒で流れるデータをとりこぼしなく100%確保できる。
パケット検索・抽出機能
キャプチャ済みのパケットを高速に抽出する仕掛けとして、ディスク書き込み時にインデックス情報を同時に保存する。蓄積したパケット情報から必要なデータを高速で検索して抽出できる。
ポータブル機能
通信障害が発生している現場などにポータブル型のパケットキャプチャー装置を持ち込み、その場でネットワークパケットを収集して解析できる。
スペック
- サイズ:25.4×38.1×17.8センチメートル
- 重さ:9.5キログラム
- キャプチャーできるパケット転送速度:100Gビット/秒
使い方
現場に持ち込み、スイッチのミラーポートなどに有線で接続し、ネットワーク上を流れるパケットを収集・蓄積する。アプリケーション画面上で、パケットの統計情報やパケットの解析内容などを表示できる。検索機能により、条件に合致したパケットを抽出できる。
価格・料金(税別)
非公開
発表日
2021年12月9日
提供開始日
2021年12月10日