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(出所:電通「2021年 日本の広告費」、2022年2月24日)
(出所:電通「2021年 日本の広告費」、2022年2月24日)
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 電通がまとめた「2021年 日本の広告費」によると、「インターネット広告費」が初めてテレビと新聞、雑誌、ラジオの「マスコミ4媒体」合計の広告費を上回った。ネット広告は映像系を中心に動画広告需要の高まりが顕著といい、デジタルプロモーションの活用拡大も市場の成長に寄与した。

 2021年のネット広告費は前年比21.4%増の2兆7052億円で、広告費全体に占める構成比は39.8%だった。EC(電子商取引)プラットフォーム上での広告費が前年比23.5%増の1631億円となり、巣ごもり消費の需要がネット広告の拡大に貢献した。またマスコミ4媒体の事業者が提供するネットサービスの広告費は1061億円で、前年比32.1%増えた。

 マスコミ4媒体そのものの広告費は同8.9%増の2兆4538億円で、広告費全体に占める構成比は36.1%だった。テレビが前年比11.1%増、新聞が同3.4%増、雑誌が同0.1%増、ラジオが同3.8%増だった。ただこれは新型コロナウイルスの影響で大きく市場が落ち込んだ2020年からの反動が大きく、2019年比でみると4媒体全てが減少している。

 イベント・展示・映像やダイレクトメールなどの「プロモーションメディア広告費」は同2.1%減の1兆6408億円で、広告費全体に占める構成比は24.1%だった。東京五輪・パラリンピックの開催をはじめ、各種イベントや従来型の広告販促キャンペーンも徐々に再開されたものの、新型コロナの影響は引き続き大きく、通年では減少した。

 この結果、2021年の総広告費は同10.4%増の6兆7998億円となった。