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(出所:NTTデータ経営研究所「デジタルリーダーの志向性調査」、2021年3月25日)
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 企業・組織でデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しているリーダーのうち、約半数が1年以内の転職を検討している――。NTTデータ経営研究所がまとめた「デジタルリーダーの志向性調査」で、このような実態が明らかになった。

 この調査では20代から40代の有職者(有効回答4881人)を「デジタルエンジニア」と「デジタルリーダー」、「非デジタル人材」に分類している。具体的には「ビッグデータ分析」や「クラウドベースのシステム構築」などデジタル技術において「実務が問題なくこなせる」と回答した人をデジタルエンジニアと定義。そのなかで、DXプロジェクトのリーダーであり、かつ「業務改革」や「組織マネジメント」などビジネススキルについて得意分野が2つ以上ある人をデジタルリーダーとした。その他が非デジタル人材だ。分類の結果、デジタルリーダーは2.4%、デジタルエンジニアも6.1%にとどまった。

 今回の調査では各人材について現在の転職意向も聞いている。デジタルリーダーのなかで「すぐにでも転職・起業するつもり」との回答は10.5%あった。「半年以内」や「1年以内」に転職したいとの回答を含めると46.3%に達した。NTTデータ経営研究所はデジタルリーダーについて「様々な分野への挑戦や多様な人たちとの接触を通じて、自分を高めていきたい」という志向があると分析。その上で「企業がデジタルリーダーを確保するためには、優秀な人材が集まったチームやプロジェクトへの配属に加え、彼らの知的好奇心を刺激するようなミッションを与え続けることが重要」と提唱している。