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データセンターサービス8品目、データセンター関連製品21品目の市場を調査・分析した。併せて、データセンター事業者の動向を整理し、Webアンケートによるユーザー調査を行った。調査対象・件数は未公表。(出所:富士キメラ総研「データセンタービジネス市場調査総覧 2021年版」、2021年6月18日)
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データセンターサービス8品目、データセンター関連製品21品目の市場を調査・分析した。併せて、データセンター事業者の動向を整理し、Webアンケートによるユーザー調査を行った。調査対象・件数は未公表。(出所:富士キメラ総研「データセンタービジネス市場調査総覧 2021年版」、2021年6月18日)

 富士キメラ総研がまとめた「データセンタービジネス市場調査総覧 2021年版」によると、2020年のデータセンタービジネスの国内市場は前年比8.9%増の2兆4462億円となる見込み。2025年は、2019年と比べ48.6%増の3兆3367億円と予測する。

 市場をけん引するのは、外資系クラウドベンダーが展開する「IaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)/PaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)」だ。2020年に前年比26.3%となった。一方、「ホスティング」はクラウドサービスへの移行が進むことで、比率が減少するとみる。特徴的なサービスを除いてIaaS/PaaSとの差異化が難しいためという。

 「ハウジング」の伸びは低調だが、既存システムの拡張やIaaS/PaaSへ移行できないシステムの運用、同サービスとのハイブリッド利用などで底堅い需要が期待されるという。

 「その他」に含まれるSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)やDaaS(デスクトップ・アズ・ア・サービス)が、新型コロナウイルス禍を受けたテレワークの普及などから伸びているのも特徴的だ。クラウドサービスの利用増加に伴うアクセスポイントやネットワークトラフィックの増強需要などにより、「通信回線サービス」も大幅に伸長する。

 同総研は、事業者別の動向も分析した。SaaSなどを提供する「データセンター特化系(サービス)」の2025年市場規模は、2019年と比べ2.7倍の1兆7400億円で首位となり、2020年(見込み)に首位となった「SIer系」を抜くとみる。