東京の日本橋上空に架かる首都高速道路を地下化する事業で、シールドトンネルなど主要3工事の発注手続きが2022年4月から始まる。各工事とも、入札参加者の技術提案を基に2者に絞り込み、それぞれ実施(詳細)設計を発注。7~12カ月の実施設計期間を経て、総合評価落札方式で施工者を決定する。首都高速道路会社が22年3月10日、建設会社などを対象とした契約手続き説明会で明らかにした。

首都高速道路会社が2022年3月10日に都内の会場で開催した契約手続き説明会の様子。大手建設会社など39社から94人が参加した(写真:日経クロステック)
首都高速道路会社が2022年3月10日に都内の会場で開催した契約手続き説明会の様子。大手建設会社など39社から94人が参加した(写真:日経クロステック)
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首都高速道路を地下化した後の日本橋のイメージ(資料:首都高速道路会社)
首都高速道路を地下化した後の日本橋のイメージ(資料:首都高速道路会社)
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 首都高では、日本橋上空を含む神田橋ジャンクション(JCT)から江戸橋JCT付近までの延長約1.8kmの区間について、既存の高架道路を地下化する事業を進めている。東京メトロ半蔵門線や銀座線、都営浅草線といった地下鉄の間を縫うようにトンネルを通すため、難工事になると予想される。21年5月に廃止した呉服橋と江戸橋の2つの出入り口では、既に撤去工事が始まっている。35年に地下化を終え、40年までに既存の高架橋を撤去する。

地下化の概略ルート(資料:首都高速道路会社)
地下化の概略ルート(資料:首都高速道路会社)
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 首都高が同事業の主要工事の発注手続きで新たに導入するのが、「技術選抜設計承認方式」だ。(1)常盤橋地区トンネル(2)シールドトンネル(3)向島線接続地区上部・橋脚・基礎――の3工事を対象とする。(1)は22年4月下旬、(2)と(3)は22年7~9月に契約手続きの開始を公示。(1)は24年3月下旬に入札を実施し、同年7月に着工する見込みだ。(2)と(3)は、24年1~3月に入札を予定している。

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