都内最大級の次世代スマートシティープロジェクトになる「内幸町1丁目街区」の詳細が明らかになった。東京都千代田区で内幸町1丁目街区の開発を推進する事業者10社は2022年3月24日、2037年度以降に完成を予定する街区の事業構想「TOKYO CROSS PARK 構想」を発表した。約6.5haの敷地を北地区・中地区・南地区の3つで構成し、都心最大級の延べ面積となる約110万m2の開発を共同で進める。オフィスや商業施設、ホテル、住宅などを備える予定だ。

「内幸町1丁目街区」の完成イメージ。手前は日比谷公園(資料:NTTアーバンソリューションズ、公共建物、第一生命保険、中央日本土地建物、帝国ホテル、東京センチュリー、東京電力ホールディングス、NTT、NTT東日本、三井不動産)
「内幸町1丁目街区」の完成イメージ。手前は日比谷公園(資料:NTTアーバンソリューションズ、公共建物、第一生命保険、中央日本土地建物、帝国ホテル、東京センチュリー、東京電力ホールディングス、NTT、NTT東日本、三井不動産)
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事業者10社の共創(クロス)を意味する10色のシンボルマーク(資料:NTTアーバンソリューションズ、公共建物、第一生命保険、中央日本土地建物、帝国ホテル、東京センチュリー、東京電力ホールディングス、NTT、NTT東日本、三井不動産)
事業者10社の共創(クロス)を意味する10色のシンボルマーク(資料:NTTアーバンソリューションズ、公共建物、第一生命保険、中央日本土地建物、帝国ホテル、東京センチュリー、東京電力ホールディングス、NTT、NTT東日本、三井不動産)
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街区に新たに立つ4つの建物と日比谷公園のイメージ(資料:NTTアーバンソリューションズ、公共建物、第一生命保険、中央日本土地建物、帝国ホテル、東京センチュリー、東京電力ホールディングス、NTT、NTT東日本、三井不動産)
街区に新たに立つ4つの建物と日比谷公園のイメージ(資料:NTTアーバンソリューションズ、公共建物、第一生命保険、中央日本土地建物、帝国ホテル、東京センチュリー、東京電力ホールディングス、NTT、NTT東日本、三井不動産)
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 街づくり構想を発表するに当たり、事業者10社の代表が帝国ホテル東京に一堂に会し、記者会見した。コロナ禍の最近では珍しく、多数のメディアが詰めかけるお披露目となった。各社トップからは「ワクワク」「楽しみ」といった言葉が飛び出し、期待の大きさがうかがえる。各社がそれぞれの強みを持ち寄り、1社単独では実現できない大規模な街区開発に挑む。

 事業者10社は、NTTアーバンソリューションズ、公共建物、第一生命保険、中央日本土地建物、帝国ホテル、東京センチュリー、東京電力ホールディングス、NTT、NTT東日本、三井不動産。この街区に本社や拠点を構える、日本を代表する企業ばかりだ。

事業者10社のトップが一堂に会して会見した(写真:日経クロステック)
事業者10社のトップが一堂に会して会見した(写真:日経クロステック)
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 この街区は、皇居前に広がる約16haの日比谷公園に隣接するのが最大の特徴だ。そして大手町や丸の内、有楽町(大丸有)、さらには霞が関や銀座、新橋、虎ノ門といった、東京都心の主要な街の結節点に位置する。

街区と日比谷公園のつながりを示したイメージ(資料:NTTアーバンソリューションズ、公共建物、第一生命保険、中央日本土地建物、帝国ホテル、東京センチュリー、東京電力ホールディングス、NTT、NTT東日本、三井不動産)
街区と日比谷公園のつながりを示したイメージ(資料:NTTアーバンソリューションズ、公共建物、第一生命保険、中央日本土地建物、帝国ホテル、東京センチュリー、東京電力ホールディングス、NTT、NTT東日本、三井不動産)
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内幸町1丁目街区の配置図(資料:NTTアーバンソリューションズ、公共建物、第一生命保険、中央日本土地建物、帝国ホテル、東京センチュリー、東京電力ホールディングス、NTT、NTT東日本、三井不動産)
内幸町1丁目街区の配置図(資料:NTTアーバンソリューションズ、公共建物、第一生命保険、中央日本土地建物、帝国ホテル、東京センチュリー、東京電力ホールディングス、NTT、NTT東日本、三井不動産)
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 街区のマスターデザインとプレイスメイキングストラテジーには、英ロンドンの設計事務所であるPLPアーキテクチャーを起用する。広大な敷地に帝国ホテル新本館と高さが約230mある3棟の超高層タワーが立ち、日比谷公園とつながる。この立地特性を最大限に引き出す大役を担う。

 デザイナーは設計競技(コンペ)で決めた。「このプロジェクトの共創精神や街区の歴史、各企業の歴史を、意匠的なデザインや場所の在り方、人の過ごし方に落とし込むスキルと、事業者の思いをくみ取る能力を評価して、PLPアーキテクチャーを選定した」(事業者)という。

 また、都市計画とデザインインテグレーション、ランドスケープデザイン(基本計画)は、日建設計が担当する。帝国ホテル新本館と3棟の超高層のデザインや設計は、下の表の通りだ。

地区建物北地区(帝国ホテル新本館)北地区(ノースタワー)中地区(セントラルタワー)南地区(サウスタワー)
設計者 *山下設計・日建設計JV日建設計・山下設計JVNTTファシリティーズ日建設計
デザインアーキテクトAtelier Tsuyoshi Tane ArchitectsPLPアーキテクチャーPLPアーキテクチャー日建設計
* 北地区は基本計画、中・南地区は基本設計(資料:NTTアーバンソリューションズ、公共建物、第一生命保険、中央日本土地建物、帝国ホテル、東京センチュリー、東京電力ホールディングス、NTT、NTT東日本、三井不動産)
3地区の建築概要(資料:NTTアーバンソリューションズ、公共建物、第一生命保険、中央日本土地建物、帝国ホテル、東京センチュリー、東京電力ホールディングス、NTT、NTT東日本、三井不動産)
3地区の建築概要(資料:NTTアーバンソリューションズ、公共建物、第一生命保険、中央日本土地建物、帝国ホテル、東京センチュリー、東京電力ホールディングス、NTT、NTT東日本、三井不動産)
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 会見の登壇者は、NTTアーバンソリューションズの中川裕代表取締役社長社長執行役員、公共建物の山下耕平代表取締役会長兼社長、第一生命保険の稲垣精二代表取締役社長、中央日本土地建物の平松哲郎代表取締役社長、帝国ホテルの定保英弥代表取締役社長、東京センチュリーの野上誠代表取締役社長、東京電力ホールディングスの小早川智明代表執行役社長、NTTの澤田純代表取締役社長社長執行役員、NTT東日本の井上福造代表取締役社長社長執行役員、三井不動産の菰田正信代表取締役社長の10人。

日比谷公園から見た、帝国ホテル東京などが立ち並ぶ現在の内幸町1丁目街区エリア。建物はこの先15年で様変わりする(写真:日経クロステック)
日比谷公園から見た、帝国ホテル東京などが立ち並ぶ現在の内幸町1丁目街区エリア。建物はこの先15年で様変わりする(写真:日経クロステック)
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