第一生命保険と清水建設は2021年6月16日、東京都中央区京橋2丁目に木造ハイブリッド構造の賃貸オフィスビルを新築する計画の検討に着手したと発表した。想定規模は地下2階・地上12階建てで、高さは約56m。延べ面積は約1万6000m2。今後詳細な検討を進め、25年以降の竣工を目指す。

新築する木造ハイブリッド構造の賃貸オフィスビルの外観イメージ(資料:第一生命保険、清水建設)
新築する木造ハイブリッド構造の賃貸オフィスビルの外観イメージ(資料:第一生命保険、清水建設)
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 この計画は、発注者が第一生命、設計・施工予定者が清水建設だ。第一生命としては2件目の木造オフィスビル建設で、初めての中高層賃貸オフィスビルになる。多摩産材を含めた国産材を使用し、森林資源の循環利用と地域創生・活性化に貢献する。

 木造ハイブリッド構造を採用することで、同じ規模の鉄骨造の賃貸オフィスビルをつくるのに比べて、建設時の二酸化炭素(CO2)排出量を20%以上削減できる見通しだ。具体的には主要構造部の柱と梁(はり)の一部に、1000m3程度の木材を使用する。

 主要な構造材には、清水建設が開発した「シミズハイウッド」を採用する予定だ。シミズハイウッドは木材と鉄骨、コンクリートをニーズに応じて組み合わせるハイブリッド技術である。中・大規模な木造建築に求められる耐震性や耐火性、施工性を満たし、デザイン性や経済性にも優れるという。

 シミズハイウッドを構成する要素技術は、「スリム耐火ウッド」「ハイウッドビーム・スラブ」「ハイウッドジョイント」になる。

主要な構造材には、清水建設の「シミズハイウッド」を採用する予定(資料:第一生命保険、清水建設)
主要な構造材には、清水建設の「シミズハイウッド」を採用する予定(資料:第一生命保険、清水建設)
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