2015年創業の東京ロボティクスは、ロボットアームの手先に搭載できる軽量な3次元カメラを開発した。柵が必要なく配置転換しやすい協働ロボットの利点を維持しつつ、高精度なピッキングを実現する。販売価格は100万~130万円を想定。21年2月下旬の出荷を目指す。

ロボットアームの先端付近に搭載できる
質量460gと軽い(撮影:日経クロステック)
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 3次元カメラはTorobo Eye「SL40」。外形寸法は92×75.5×95mmの「手のひらサイズ」と小さく、質量は460gと軽い。10フレーム/秒(fps)と速く、開発主任の岡弘之氏は「業界最速クラス」と胸を張る。奥行き計測時のばらつき誤差は0.06mmと小さい。

 3次元カメラの方式は、画像センサーとプロジェクターを組み合わせたもの。プロジェクターで光線を対象物に照射。光線のゆがみを画像センサーで測定し、距離(深度)を計算する。プロジェクターには、米Texas Instruments(TI)社のDLP(Digital Light Processing)システムを採用した。

 競合他社品では、ロボットの近くに固定治具を設けて使うものが多かった。これではロボットを移動しにくくなる。

 代表取締役の坂本義弘氏は、競合他社品に比べて競争力のある性能や販売価格であるとして、販売目標として「21年度に50個、22年度以降は年100個以上」を掲げた。

3次元カメラとコントローラー
ライブラリーはPython、C++に対応(撮影:日経クロステック)
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