東芝デバイス&ストレージは、耐圧が+60Vと高いショットキー・バリアー・ダイオード(SBD)に、平均整流電流が1.5Aと2Aと大きい製品を追加した(ニュースリリース)。サーバーやネットワーク機器の電源回路の整流回路や逆流防止回路などに向けた製品である。同社従来品(CUHS10F60)の平均整流電流は1Aだった。新製品の追加によって、出力電圧や出力電流、動作周波数が異なる様々な電源回路に適用できるようになるとしている。

耐圧が+60Vと高いショットキー・バリアー・ダイオード
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 同社によると、「サーバーやネットワーク機器などでは、小型化と省電力化の要求が高まっている。従来、電源ラインの配電電圧には+12Vや+24Vが使われてきたが、省電力化に対応するために+48Vへの高電圧化の検討が進んでいる」という。新製品は、耐圧が+60Vと高いため、+48Vの電源ラインへの適用が可能である。

新製品の応用例
東芝デバイス&ストレージの資料
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 今回、順方向電圧(VF)の違いによって2つのタイプを用意した。1つは「低順電圧タイプ」、もう1つは「超低順電圧タイプ」である。前者は後者に比べて順方向電圧が高いために電力損失が大きくなるが、逆方向電流は低い。それぞれのタイプで平均整流電流が異なる2製品を用意した。合わせて4製品の主な仕様は下表の通りである。

新製品の主な仕様
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 パッケージは同社従来品と同じで、外形寸法が2.5mm×1.4mm×0.6mmのUS2H(SOD-323HE)である。パッケージの飽和熱抵抗は、105℃/Wと低い(25.4mm×25.4mm×1.6mmのFR4基板に実装した場合)。新製品の最大動作接合部温度は+150℃。すでに販売を始めている。価格は明らかにしていない。