東芝デバイス&ストレージは、産業用プログラマブル・ロジック・コントローラーなどに搭載する24Vデジタル入力インターフェースに向けた小型フォトカプラー「TLP2363」を発売した(ニュースリリース)。パッケージには、外形寸法が7.0mm×3.7mm×2.1mm(端子部を含む)と小さい5端子SO6を採用した。さらに、−40〜+105℃の動作温度範囲においてスレッショルド入力電流の最大値と最小値の両方を規格化したことも特徴の1つだ。これらの値を考慮して、入力回路の電流制限用抵抗を設計することで、PLCに対する要求事項と試験方式の国際規格「IEC 61131-2タイプ1」に準拠できるという。PLCのほか、FA機器や計測器などに向ける。

産業用PLCに向けた小型フォトカプラー。東芝デバイス&ストレージの写真
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 赤外光LEDと受光ICで構成したフォトカプラーである。スレッショルド入力電流の最小値は0.3mAで、最大値は2.4mA。データ伝送速度は10Mビット/秒(標準値)に対応する。伝搬遅延時間は80ns(最大値)。立ち上がり時間は7ns(標準値)で、立ち下がり時間は23ns(標準値)である。入出力間の絶縁耐圧は3.75kV(最小値)を確保した。瞬時コモンモード除去電圧は±20kV/μs(最小値)である。

 入力信号の立ち上がり時間や立ち下がり時間が非常に遅いスロー信号入力 (それぞれ60s以内) の場合でも、出力が確実に低レベルや高レベルに遷移するようにチャタリング雑音を抑える回路構成を採用した。このため、出力部の波形整形回路が不要になり、部品点数を削減できるとする。電源電圧は+2.7〜5.5V。消費電流は4mA(最大値)。動作温度範囲は−40〜+105℃。価格は明らかにしていない。