オーストリアamsは、スマートフォンに向けて、「業界最小」(同社)という環境光センサー(ALS:Ambient Light Sensor)モジュールを発売した(ニュースリリース)。外形寸法が2mm×1mm×0.5mmと小さく、「非常に狭いベゼル(ディスプレー周囲の枠)でも取り付けられるため、筐(きょう)体表面に占めるディスプレー画面の割合を高められる」(同社)という。新製品は、画面輝度の自動調整や、カメラで撮影した画像/映像の自動修正などで使う。

新製品の応用例(ベゼルが狭いスマートフォン)
(出所:ams)
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 新製品は2つあり、型番は「TSL2520」と「TSL2521」である。どちらも、6個のフォトダイオードを内蔵した。内訳は、可視光(クリアー光)の検出に向けたフォトダイオードが4個、赤外光の検出に向けたフォトダイオードが2個である。可視光検出用フォトダイオードには、紫外光と赤外光をブロックするフィルターを作り込んだ。

 さらにTSL2521には、フリッカー検出機能を搭載した。最大7kHzのフリッカーを検出することが可能だ。これを使えば、LED照明などの人工的な光源に含まれるフリッカーを検出し、カメラで撮影した画像や映像からその周波数成分を取り除ける。

新製品の内部ブロック図
(出所:ams)
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 2製品どちらも、アンプ回路の利得と積分時間をユーザーが設定できる。検出可能な最低照度は1mlux。検出結果はデジタル値に変換して、1MHz動作のI2Cバスを介して出力する。電源電圧範囲は+1.7〜1.98V。パッケージは6端子OLGA。動作温度範囲は−30〜+85℃。すでにサンプル出荷を始めている。価格は明らかにしていない。