米ON Semiconductor(オンセミ)は、プログラマブルなリニア電流源を複数個集積した車載用LEDドライバーICを2製品発売した(ニュースリリース)。リニア電流源を12個(12チャネル)集積した「NCV7683」と、8個(8チャネル)集積した「NCV7685」を用意した。つまり、12チャネル品であれば12本のLEDストリングを、8チャネル品であれば8本のLEDストリングを同時に駆動できる。最大出力電流は、12チャネル品が60mA/チャネル、8チャネル品が100mA/チャネルである。同社によると、「現在自動車メーカーはリア・コンビネーション・ランプや方向指示器、フォグランプなどに対して、安全性を高めるために単なるオン/オフ制御ではなく、動きや明るさの変化によるアニメーション表示を求めるようになっている」という。発売した2製品は、こうした要望に応えるものだ。2製品どちらも、車載用半導体ICの品質規格「AEC-Q100」に準拠する。

プログラマブルなリニア電流源を複数個集積した車載用LEDドライバーIC。ON Semiconductorのイメージ
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 例えば、8チャネル品であるNCV7685の特性は以下の通り。各チャネルの出力電流のマッチング特性は±4%(最大値)。入力電圧変動(ラインレギュレーション)特性は6.0mA(入力電圧が+9Vから+16Vに変化したときの最大値)。出力電流のスルーレートは15mA/μs(最大値)周波数が800Hz(標準値)のPWM信号を入力することで明るさを調整するPWM調光機能を用意した。放射電磁雑音(EMI)を抑えるために、出力電流のスルーレートを調整する機能を備える。保護機能として、LEDストリングのオープン(開放)を自動診断する機能や過電圧保護機能、過熱時のフォールト報告機能などを搭載した。パッケージは2製品どちらも、放熱電極を備える24端子SSOP。価格は明らかにしていない。

 このほか、npn型バイポーラートランジスタとフィードバック抵抗を外付けして使用する車載用LEDドライバー制御IC「NCV7691/NCV7692」を併せて発売した。npn型バイポーラートランジスタを駆動するゲートドライバーを集積しており、LEDストリングに供給する出力電流を安定化することができる。車載用半導体ICの品質規格「AEC-Q100」に準拠する。パッケージは2製品どちらも8端子SOP。価格は明らかにしていない。