東芝デバイス&ストレージは、18Tバイトと大容量の3.5型ニアラインHDD「MG09シリーズ」を発表した(ニュースリリース)。データセンター、サーバー、ストレージシステムなどを狙った製品である。21年3月末からサンプル出荷を順次始める。

18TバイトのニアラインHDD
(出所:東芝デバイス&ストレージ)
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 CMR(従来型磁気記録)方式のHDDで、記録密度を高めるためにFC-MAMR(Flux Control-Microwave Assisted Magnetic Recording: 磁束制御型マイクロ波アシスト磁気記録)と呼ぶエネルギーアシスト記録技術を適用した(参考資料)。同社がFC-MAMRを製品に適用するのは今回が初めてである。従来製品の容量は16Tバイトだったので、今回の18Tバイトは12.5%増である。

 新製品はヘリウム充填タイプでディスク回転数は7200rpm(rotations per minute)。バッファサイズは512Miバイト。データ転送速度は268Miバイト/秒(Sustainedの標準値)。MTTF(平均故障間隔)は250万時間で、AFR(年間故障率)は0.35%である。なお、MG09シリーズには18Tバイト品のほかに、16Tバイト品も用意されている。価格や量産時期は未発表。

 今回のHDDに関して、米Marvell Semiconductor(マーベルセミコンダクター)からも発表があった(ニュースリリース)。Marvellの発表によれば、MG09シリーズにMarvellのHDDコントローラーとプリアンプが搭載されている。これらのMarvell製品は、東芝のFC-MAMRに最適化されていて、Marvellと東芝の技術が相まって、18Tバイトという大容量を実現できたとする。