米Diodes(ダイオーズ)は、USB 3.2規格に準拠したリドライバーICを2製品発売した(ニュースリリース)。2つのUSB 3.2ポートに対応した「PI3EQX1004E」と、1つのUSB 3.2ポートに対応した「PI3EQX1002E」を用意した。いずれも5G〜10Gビット/秒のデータ伝送速度に対応する。最大の特徴は、実装面積が小さいパッケージに封止したことだ。2ポート対応品は実装面積が4.5mm×2.5mmの34端子UQFN。1ポート対応品は2.5mm×2.5mmの24端子UQFNである。同社によると、「同じ機能を持つ競合他社品に比べると、実装面積を最大64%削減できる」という。ノートパソコンやタブレット端末、デスクトップパソコン、家庭用ゲーム機などに向ける。

USB 3.2に向けた10Gビット/秒対応の小型リドライバーIC。Diodesのイメージ
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 リドライバーICは、リピーターICとも呼ばれる。伝送路の途中に挿入して、それまでの伝送路で劣化してしまった信号波形を整形し、再び送信する役割を担う。信号波形の整形には、リニアイコライザーを採用した。これを使って、出力信号の電圧振幅を元に戻し、周波数で異なる減衰量(利得)をフラットにすることでシンボル間干渉(ISI:Intersymbol Interference)を抑えた。リニアイコライザーのパラメーターや、出力信号の信号振幅、利得などは、ユーザーがプログラムできる。入力と出力の信号形式はどちらも、特性インピーダンスが100ΩのCML(Current Mode Logic)である。レシーバーICを自動的に検出する機能を搭載した。電源電圧は+3.3V±0.3V。価格は明らかにしていない。