TDKは、ミクロナスブランドのMCUの新製品「HVC 4222F/HVC 4422F」を発表した(ニュースリリース)。車載モーター制御向けのMCUで、周辺温度+150℃、接合部温度+160℃という高温でも動作することが最大の特徴である。

新製品と応用イメージ
(出所:TDK)
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 ガソリン車のパワートレーンやEV/HEVの温度管理システムに向ける。ピーク電流が1Aまでの小型ステッピングモーターやブラシ付きDCモーター、ブラシレスDCモーターを駆動できる。また、PMSM(永久磁石同期モーター)向けの空間ベクトル変調や、BEMF(逆起電力)を用いたセンサーレス転流制御、ステッピングモーターの回転異常時のストール検出や電流制御なども可能とされる。

新製品の主な仕様
(出所:TDK)
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 2つの新製品はどちらも20MHz駆動のCPUコア「Arm Cortex-M3」、変換時間1μsの12ビットA-D変換器や、2m~500mAのモーター電流制御用8ビット電流D-A変換器(2個)、500mAを流せるハーフブリッジドライバー(6個)、LINトランシーバー、12ビットPWMジェネレーターなどを集積する。2つの新製品の違いはメモリー容量にあり、HVC 4222Fは32Kバイトのフラッシュメモリーと2KバイトのSRAMを、HVC 4422Fは64Kバイトのフラッシュメモリーと4KバイトのSRAMをそれぞれに集積している。

 HVC 4222FとHVC 4422Fはどちらも40ピンのQFNパッケージで提供され、現在、サンプル出荷中である。量産出荷時期及や価格などは未公表。