ミスミグループ本社は、機械部品のオンライン受注加工サービス「meviy」(メヴィー)を拡充し、切削プレートの表面処理のラインアップに「黒アルマイト(つや消し)」を追加した(図1、ニュースリリース)。アルミニウム(Al)合金のA2017と同5052、同6061、同7075でつや消しの黒アルマイト処理(以下、つや消し処理)を選べる。光学機器の部品で需要が多いことに対応した。

図1:「黒アルマイト(つや消し)」処理のサンプル
つや消しの黒アルマイト処理を施した部品(左)と従来の黒アルマイト処理を施した部品(右)。光沢に違いがある。(出所:ミスミグループ本社)
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 meviyは、ユーザーが3Dデータをアップロードすると即時に人工知能(AI)が見積もりを算出し、最短1日で出荷するサービス(関連記事)。生産設備・装置に使用する板金や切削プレートの他、金型部品、試作品を短時間で調達できる。Al合金製の切削プレートでは従来、耐食性と電気絶縁性を付与するアルマイト処理として「白アルマイト」(無色)と「黒アルマイト」を用意していたが、今回、つや消し処理も選べるようにした。

 つや消し処理は、表面処理の前に微細な凹凸を形成して光沢をなくすもの。反射率を下げたり、経年時の見た目の変化を抑えたりできる。特に光学機器では、反射を抑える目的でつや消し処理した部品が多く使われる(図2)。つや消し処理は難易度の高い加工だが、表面処理のバリエーション拡大に関して同社に寄せられた要望の1/3がつや消し処理とニーズが高かったため、品質の安定を図り、meviyでの提供を実現したという。

図2:光学機器につや消しの黒アルマイト処理した部品を搭載した例
濃い色の部分がつや消しの部品。(出所:ミスミグループ本社)
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 縦10×横10×高さ5~縦600×横400×高さ70mmのプレートで、つや消し処理が可能だ。受注から出荷までの日数は、A2017と同5052、同7075が標準で8日、A6061は標準で11日。光学機器の部品以外では、落ち着いた印象に仕上げたい設備・装置にも向く。