エイブリックは、自己消費電流が2.0μA(標準値)と少ない電圧監視機能付きLDOレギュレーターIC「S-19310/S-19315/S-19316シリーズ」を発売した(ニュースリリース)。車載機器に向ける。少ない電流で動作するタイマーICやセンサーなどへの電源供給と電圧監視という2つの機能を1つのICで実現した。同社によると、「12V出力の車載用バッテリーに接続できる電圧監視機能付きLDOレギュレーターICとしては、業界最小の自己消費電流を達成した」という。車載用半導体ICの品質規格「AEC-Q100」に準拠する予定。生産部品承認プロセス(PPAP)への対応が可能という。

自己消費電流が2.0μAと少ない電圧監機能付きLDOレギュレーターIC。
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 LDOレギュレーターの入力電圧範囲は+3.0〜36.0Vと広い。出力電圧範囲は製品によって異なり、S-19310シリーズが+2.9〜5.3V、S-19315/S-19316シリーズが+1.0〜5.3Vである。これらの範囲内において、0.1Vステップでユーザーが設定できる。最大出力電流はいずれも40mA。出力電圧の誤差は±2.0%である。

 電圧監視機能は検出電圧と解除電圧をそれぞれ独立に設定できる。検出電圧と解除電圧の設定範囲は製品によって異なる。S-19310シリーズは、+2.6〜(出力電圧−0.3V)の範囲において0.1Vステップでユーザーが設定できる。S-19315/S-19316シリーズは、+3.0〜11.3Vの範囲において0.1Vステップでユーザーが設定可能だ。ヒステリシスは、「あり」と「なし」のどちらかを選択可能で、「あり」を選択した場合は5.0〜30.0%の範囲でヒステリシス幅を設定できる。解除遅延時間の誤差は±20%である。

 2.0μA(標準値)の自己消費電流はS-19315シリーズの特性値であり、S-19310/S-19316シリーズは2.2μA(標準値)である。パッケージは、5端子SOT-23と5端子SOT-89、8端子HTMSOPを用意した。動作温度範囲は−40〜+125℃。価格は明らかにしていない。