パナソニックは2022年3月22日、同年4月からロボット掃除機を使った清掃プラットフォームサービスを予約受付開始すると発表した。新たに開発した自動清掃ロボットを使うことで地図作製や清掃、充電までを自動化できるため、「現場での有人作業は清掃後のごみ捨てのみ」(同社)と手間を減らせる。小型であるという特徴を生かし、障害物の多いオフィスなどの狭小空間などに向けたい考えだ。

 同プラットフォームは、現場にパナソニックの業務用小型ロボット掃除機「RULO Biz」を提供し、専用サーバーでロボットや清掃マップを一括管理する(図1)。

図1 椅子の下などの狭小空間も清掃できる「RULO Biz」
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図1 椅子の下などの狭小空間も清掃できる「RULO Biz」
充電時間は3.5時間。連続使用時間は約90分(満充電・電池初期で室温20度時)。(出所:パナソニック)

 RULO BizはSLAM(Simultaneous Localization and Mapping、自己位置推定および地図作製)技術を搭載したため、360度レーザーセンサーなどを使って地図を自動作製できる。作製した地図を専用サーバーに登録し、管理者が清掃場所の設定や清掃の指示ができる。複数台のロボットを管理できるため、建物の各階にロボットを設置して同時稼働することも可能という(図2)。

図2 同プラットフォームを使った実際の清掃の流れ
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図2 同プラットフォームを使った実際の清掃の流れ
(出所:パナソニック)

 業務用自動清掃ロボットはこれまで大型のものが多く、ビルのエントランスホールや廊下などの広い空間への導入がほとんどだった。オフィスや店舗などは設置物が多く、「大型業務用ロボット掃除機の導入が困難」(パナソニック)だったという。RULO Bizは小型であるため、これまで導入が困難だった狭小空間にも導入できるようになる。

 RULO Bizの外形寸法は幅351mm×奥行き330mm×高さ99mmで、質量は3.2kg(本体のみ)。360度レーザーセンサーや超音波センサー、赤外線センサーといった3種類の障害物検知センサーを搭載する。さらに、パナソニックが「クリーンセンサー」と呼ぶ赤外線センサーと地図を組み合わせることで、場所ごとのごみの量を把握。清掃頻度の調整につなげられる。

 パナソニックは同プラットフォームを「月額1万3000円」(同社)の基本料金で提供する。なお、RULO Bizの提供台数や現場の規模によって料金は変動するという。