村田製作所は、無線LAN機器などに向けた実装面積が2.0mm×1.6mm(いわゆる「2016サイズ」)の水晶振動子「XRCGB-F-Sシリーズ」を発売した(ニュースリリース)。対応する周波数は37.4MHzと38.4MHz、40MHzである。特徴は、初期の周波数偏差が±10ppmと小さいこと。このため、無線LANやBluetooth、ZigBeeといった無線通信機能のクロック信号源に求められる周波数精度をクリアできる。

無線LAN機器に向けた「2016サイズ」の水晶振動子。
村田製作所の写真
[画像のクリックで拡大表示]

 それぞれの周波数に、使用温度範囲が異なる2製品(−30~+85℃品と−40~+105℃品)を用意した。すなわち、今回発売したのは全部で6製品。周波数温度特性は、−30~+85℃品が±10ppm、−40~+105℃品が±20ppmである。同社によると、「−40~+105℃品であれば高温領域に対応可能であり、広い温度範囲への対応が求められるBLE(Bluetooth Low Energy)やZigBeeなどの無線機能を搭載した照明機器やHEMS/BEMS機器に使える」という。

 例えば、周波数が37.4MHzで、使用温度範囲が−30~+85℃の「XRCGB37M400F1S1AR0」の特性は以下の通りである。周波数のエージング(経年変化)は±2ppm/年。等価直列抵抗(ESR)は最大60Ω。励振レベルは最大300μW。負荷容量は6pFである。表面実装に対応する。

 6製品いずれも、すでにサンプル出荷と量産出荷を始めている。価格を明らかにしていない。