村田製作所と米グーグル(Google)は、Googleの推論処理IC「Edge TPU」を搭載する小型モジュール「Coral Accelerator Module」を共同開発した(ニュースリリース)。2020年6月以降に、Googleの「Coral」ウェブサイトで販売を始める。

 CoralはエッジでのAI処理(ローカルAI)に向けたGoogleのプラットフォームとされ、AI処理機能を備えたエッジ機器を開発するためのハードウエア部品とソフトウエアツール、コンパイル済みモデルなどが提供される(関連記事「グーグル製AIチップを搭載したエッジ端末をエイスースが「後追い」で製品化した理由」)。新製品のCoral Accelerator Moduleは、村田製作所が通信分野で長年培ってきた高密度設計やモジュール化技術を活用することで、「世界最小のAIモジュールに仕立てた」(村田製作所)とする。この製品は、エッジ機器のプリント基板設計の簡素化やノイズの抑制に寄与できるという。

 また、新製品の開発にあたって両社は、Coralの技術を使ったアプリケーションに新製品が利用される際、必要となる拡張性や互換性を持つように、密に連携を図ったという。エッジ機器での推論処理に必要なアルゴリズム計算のスピード向上に貢献するとしている。

「Coral Accelerator Module」
(出典:村田製作所)
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