米Vicor(バイコー)は、+270Vの入力電圧を+28Vの出力電圧に96%の効率で変換できる最大1300W出力のDC-DCコンバーターモジュール「DCM5614」を発売した(ニュースリリース)。絶縁型である。最大出力電流は連続時に46.43Aと大きい。外形寸法は141.43mm×35.54mm×9.40mmである。同社が「VIA(Vicor Integrated Adapter)」と呼ぶパッケージに収めた。出力電力密度は27.5W/cm3と高い。重量は178gである。同社は、「DC-DCコンバーターに対して高い出力電流密度、軽い重量、高い変換効率が求められる用途に適している」という。具体的には、航空機や無人航空機(UAV)、船舶、通信機器などに向ける。

+270Vの入力電圧を+28Vの出力電圧に96%の効率で変換できる最大1300W出力のDC-DCコンバーターモジュール。Vicorの写真
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 ゼロ電圧スイッチングと(ZVS)とゼロ電流スイッチング(ZCS)の採用に加えて、高いスイッチング周波数に設定することで出力電力密度と変換効率を高めた。スイッチング周波数は、入力段が640kHz(標準値)、出力段が950kHzである。入力電圧範囲は+180〜400VDC。出力電圧はいわゆる「特別低電圧(SELV:Safety Extra Low Voltage)」である、+28V(標準値)。絶縁耐圧は+2121V。出力電圧の誤差は±2%(最大値)。PMBusインターフェースやEMIフィルターなどを内蔵する。今回の新製品は複数台接続して並列運転することが可能だ。こうすることで、より大きな出力電力が得られる。

 保護機能として、過電圧保護機能と過電流保護機能、低電圧保護機能、短絡保護機能、過熱保護機能を備える。動作温度範囲は−40〜+100℃。すでに販売を開始している。価格は明らかにしていない。